海外で生活する人にとって、必要不可欠な「海外医療保険」。
保険に入っていないと、現地で病院にかかった際に高額な医療費を請求されてしまいます。
海外に短期~長期の滞在をするとなると、もしもの場合に備えて準備しておかなくてはなりません。
いったい何の保険に入ればいいのか・実際に移住している人はどうしているのか気になる部分でしょう。
そこで、現在タイに短期移住している筆者のリアルな医療事情を紹介します。
海外に短期~長期移住を検討している方はもちろん、長めの海外旅行へ行きたいなと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
タイに短期移住、医療保険はどうしてる?
筆者は、現在タイで暮らしています。
1年程度の短期移住です。
加入している保険と利用可能な保険は、すべてで2種類あります。
それぞれ解説していきましょう。
1.コロナ対応保険
ひとつめの保険は、コロナ対応保険です。
新型コロナウイルス感染症の影響により、コロナ対応保険の加入が、タイ入国時点で義務付けられていました。
保険内容は、コロナの治療・コロナがきっかけで起こる関連症状の治療。
つまり、コロナにまつわる医療保険です。
1年間有効なコロナ対応保険を、約8万円支払い加入しました。
2.クレジットカード付帯の海外旅行保険
コロナ対応保険は、コロナ関連の病気のみの対応です。
そのため、ふつうの怪我・事故、その他の体調不良に関しては、別途保険に加入する必要があります。
海外に住む日本人向けの保険はたくさんあり、高額なものがほとんどです。
そこで便利なのが、クレジットカード付帯の海外旅行保険。
自動付帯と利用付帯という2つのパターンがあります。
自動付帯の場合は、入国から3か月間をカバーしてくれる保険です。
対して利用付帯は、現地でカードを利用したときから3か月間。
自動付帯と利用付帯の2種類のクレジットカードを保持していれば、半年間分の保険をまかなうことができます。
ただ、クレジットカード付帯の海外旅行保険内容は、クレカにより異なります。
持っているクレカの保険内容を事前に確認しておくことが大切です。
お腹が痛い!筆者が実際にしている対処法
タイでは、屋台やローカル食堂で、安価・気軽に食事をすることができます。
ただ、衛生面・水事情が日本とは異なるため、お腹が痛くなることもしばしば。
筆者自身、先日ちょうど腹痛に襲われました。
腹痛の対処法は、おもに2つあります。
1.スプライト&塩
タイの現地人がよく行う対処法で、スプライトに塩を入れて飲むという方法があります。
ちょっとビックリするような内容ではありますが、軽度の腹痛であればこれでじゅうぶん治るんです。
病院の先生もこの方法を指示することもあるそうで、スタンダードな腹痛対策であることがわかります。
2.薬局で薬を買う
現地の腹痛は、現地の薬がよく効きます。
筆者が先日腹痛に襲われたとき、少し焦りを感じる痛みだったので、薬を服用しました。
よく服用するのが、ノルキサシンというお腹の中の細菌をやっつける抗生物質です。
どの薬局にも置いてある薬で、8錠入りで50バーツ(約170円)で購入できます。
抗生物質なので、使用方法など事前に確認しましょう。
ノルキサシンを服用すると、1~2日程度で腹痛がおさまります。
個人療法であるため、あくまで個人の責任での使用ということを念頭において、必要に応じて病院へ行くことも検討しましょう。
タイ含め海外で短期移住したい人は、クレカの保険・現地の薬を駆使しよう
タイに短期移住している筆者の体験談から、海外での医療保険・体調不良時の対応について紹介しました。
タイをはじめ、海外での短期・長期移住を検討している人は、医療保険についても検討しておく必要があります。
現地の薬局では、日本では処方箋が必要な薬を多く扱っていることがほとんど。
別途保険に加入せずとも、手持ちのクレカの付帯保険で対応・現地の薬でなんとかするという、筆者のような選択もあります。
クレカの付帯保険の内容を確認して、ご自身にあった海外医療保険を選択してください。
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