日本へ旅行へ来る外国人は、いったいどのような住まいに宿泊しているのでしょうか?
旅館なのか、ホテルなのか、ゲストハウスのようなところなのか。
観光庁の「宿泊旅行統計調査」をもとに調べてみると、意外な宿泊施設が人気でした。
コロナ前・コロナ禍でどのように変化したかあわせてみていきましょう。
外国人旅行者が利用する宿泊施設TOP6とは?【タイプ別】
外国人旅行者が利用する宿泊施設TOP6は以下です。
【外国人旅行者に人気な宿泊施設】
1位:ビジネスホテル
2位:シティホテル
3位:リゾートホテル
4位:簡易宿泊所
5位:旅館
6位:会社・団体の宿泊所
コロナ前・コロナ禍でも、この順位は変わりません。
ただし、一日あたりの平均宿泊数が違ってきました。
コロナ前・コロナ禍で比較してみていきましょう。
コロナ直後、2020年の外国人旅行者・平均宿泊数は?
2020年(令和2年)の外国人旅行者一人あたりの平均宿泊数は、1.7泊。
宿泊施設タイプ別に見ると、以下の順位で宿泊日数が多いです。
【宿泊施設タイプ別 外国人旅行者宿泊数(令和2年)】
簡易宿所:1.98泊
シティホテル:1.86泊
リゾートホテル:1.73泊
会社・団体の宿泊所:1.67泊
ビジネスホテル:1.6泊
旅館:1.46泊
令和2年の外国人旅行者の平均宿泊数は、簡易宿所の1.98泊が最も長いことがわかります。
ただし、これは水際対策強化による厳しい入国規制がある中での数値です。
コロナ禍、2021年の外国人旅行者・平均宿泊数は?
2021年(令和3年)の外国人旅行者一人あたりの平均宿泊数は、2.19泊。
前年平均宿泊数は1.7泊であったことをみると、増加していることがわかります。
【宿泊施設タイプ別 外国人旅行者宿泊数(令和3年)】
会社・団体の宿泊所:6.31泊
旅館:3.02泊
リゾートホテル:3.1泊
簡易宿所:2.39泊
ビジネスホテル:2.01泊
シティホテル:1.34泊
令和3年の外国人旅行者の平均宿泊数は、会社・団体の宿泊所の6.31泊が最も長いことがわかります。
前年(令和2年)と比較すると、水際対策が徐々に緩和されつつある中でのデータという違いがあります。
コロナ前、2019年の外国人旅行者・平均宿泊数は?
コロナ前の2019年(平成31年・令和元年)は、シティホテルの1.8泊がもっとも長く、コロナ直後・コロナ禍とおおきく異なります。
2019年の外国人延べ宿泊者数は、1億1,566万人泊(前年比+22.7%)となり、調査開始以降最高となっていました。
【宿泊施設タイプ別 外国人旅行者宿泊数(平成31年・令和元年)】
簡易宿所:1.66泊
ビジネスホテル:1.57泊
会社・団体の宿泊所:1.51泊
リゾートホテル:1.45泊
旅館:1.27泊
シティホテル:1.8泊
2019年の外国人旅行者の平均宿泊数は、簡易宿所の1.8泊が最も長いことがわかります。
コロナ発生前で外国人旅行者が増えている時期であったため、コスパが良い簡易宿所やビジネスホテルが上位にランクインしているのでしょう。
今後はどうなる?外国人旅行者に人気の宿泊タイプ
入国規制が撤廃された2023年以降、外国人旅行者が最大であった年(2019年)のデータに近寄っていく可能性が高いでしょう。
宿泊数で見ると、コロナ前・コロナ禍でも簡易宿所はずっと人気でした。
しかし、コロナ前はビジネスホテルの宿泊数が第2位ということから、外国人旅行者向けのビジネスホテルが人気を集めるかもしれません。
外国人旅行者が戻りつつある日本、最新情報をチェック!
外国人旅行者に人気の宿泊タイプを、宿泊数とあわせてコロナ前・コロナ禍で比較しながら解説しました。
外国人旅行者に人気な宿泊施設は変わらないものの、平均宿泊数が違っているところが特徴的でした。
グローバル医職住ラボでは、国際交流をしながら暮らせる物件を紹介中です。
日本人はもちろん、外国人向けの住宅も紹介可能。
お住まいのお悩み・ご希望がある方は、ぜひ下記ボタンよりお話をお聞かせください。
日本に旅行にくる外国人は、いったいどの都道府県に訪れているのでしょうか? この記事では、観光庁の「宿泊旅行統計調査」をもとに、外国人に人気な宿泊エリアTOP5を紹介します。 コロナ前・コロナ禍での外国人旅行者数の驚きの変化とあわせてご覧ください。 外国人に人気な宿泊エリアTOP5 ...
外国人旅行者の数は、日本にどれくらいいるのでしょうか? コロナ前・コロナ禍での変化とあわせてみていきましょう。 観光庁の「宿泊旅行統計調査」をもとに紹介します。 コロナ前・コロナ禍での、外国人旅行客数の変化は? コロナ前の、2019年(平成31年1月~令和元年12月)の外国人延べ...