2023年の春節を、タイで目の当たりにした筆者です。
タイでも春節を祝うことをご存知でしょうか?
本記事では、タイでの春節(旧正月)の様子をお届けします。
タイの春節(旧正月)とは?
国教が仏教であり、国民の9割以上が仏教徒といわれている、タイ。
毎年、タイでは春節の日を中心に約1週間お祝い行事があり、中国系がオーナーの企業は、1週間ほどお休みになります。
2023年の春節(旧正月)は、1月22日(日)でした。
タイ各地にあるチャイナタウンに人が集まるのはもちろん、ショッピングモールでは春節にちなんだイベント・飾り付けがされます。
タイの春節は何をするの?
タイの春節期間中は、赤い提灯を飾るお店がたくさん。
春節の土日をメインに、チャイナタウン・ショッピングモールでは、以下の様子が見られました。
- 若い女の子たちがチャイナ服を着て、髪を両サイドおだんごにして歩く
- ショッピングモールのスタッフは、赤い服やチャイナ服を着て営業
マッサージ店や屋台のスタッフは、おそろいの赤いTシャツを着て営業していました。
ショッピングモール内では、春節にちなんだマーケットが開催されており、お菓子や食べ物が売られていました。
1月から、赤い服が売られるタイ
春節に備え、1月頭ごろから赤い服が店頭にならびます。
おもに、赤いTシャツ、赤いチャイナドレスです。
赤いTシャツは、家族・カップル、従業員でラフに着れるもの。
チャイナドレスは、若い女の子同士・ショップの女性スタッフから人気です。
本来のタイの春節と、若者たちのタイの春節
春節は、タイ語でตรุษจีน(トゥルッチーン)といいます。
本来、タイの春節は、春節2日前に大掃除・お供え物の買い出しをし、前日は神や先祖に祈り、春節当日には親戚と集まり贈り物を渡し合うなど、良い行いをします。
ただ、近年では街中でラフに過ごすタイ人もたくさんいます。
タイ人の知人に、春節前日に「今日は春節?」と聞いたところ、「約1週間春節だよ、私は仕事だから特に何もしないけど。」と回答がありました。
タイ国内でも、人により過ごし方が様々あることがわかります。
【豆知識】日本でいう「お正月」は、タイではどんな様子?
イベントやお祭りが大好きなタイ。
春節があるタイですが、一応1/1(日本でいう元旦)もあります。
ただ、タイでの1/1(元旦)は、「Merry christmas and Happy new year」と、クリスマスと一緒に祝うもの。
祝うといっても、クリスマスツリーがクリスマス前からお正月明けまで飾られているだけで、伝統的な行事は特にありません。
仏教に馴染みのないイベントですが、イベント好きのタイ人としては賑わうチャンスなわけです。
国教が仏教なタイでは、クリスマス・お正月よりも、春節の方が盛り上がります。
いろんな文化を知り、世界で過ごしてみよう!
今回は、タイでの春節の様子をまとめました。
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