留学をはじめ、駐在から移住など、様々な理由から海外を拠点に暮らす日本人が増加しています。
生活する上で、なかなか解決しないのが医療面の悩みです。
体の調子が優れなかったり、どこか痛みがあったり。
いつ起こるかわからない不安を前に、海外生活している人がたくさんいるのが現状です。
言葉の壁をはじめとした問題が原因で、病院へなかなか行けない人も多くいます。
そこで注目したいのが、在外日本人を対象にした医療相談サポート「Doctorfellow」というサービスです。
この記事では、在外日本人の医療事情とあわせてDoctorfellowの詳細を紹介するので、ぜひご覧ください。
日本の外来受診数は世界2位
引用:OECD Health Statistics 2019 – 日本医師会総合政策研究機構
OECDの調査によると、日本は世界で2番目に受診数が多い国です。
1位の韓国と上位を独走していて、次いでドイツ、4位以下の国は数値的な差がそこまで大きくないことがわかります。
このデータは、電話での医療相談をカウントしなかったり、在宅医療を受診数に入れていない国もあったりと、各国の事情が関係している部分もあります。
そのため、厳密に比較することは難しいものの、日本の受診数が圧倒的に多いということは事実です。
2000年から受診数が減少しているものの、継続して上位にいることは変わりません。
日本人にとって、病院での受診は身近なものであることがわかります。
在外日本人のリアルな医療事情とは?
風邪のひき始めで内科・耳鼻科へ行ったり、定期的にクリニックへ通ったり。
人それぞれ通院ペースは異なるものの、病院にかかっているかと思います。
しかし、これは日本に住んでいる人で、健康保険証がある場合の話。
海外に住む日本人は、日本ほど気軽に病院へ行くことができません。
市販薬で済ませることがほとんどで、症状が重くなってどうしようもなくなって初めて受診する人がほとんどです。
在外日本人が病院へ行きづらい3つの理由
海外に住む日本人が、病院へ行きづらいと感じる理由は、おおきく3つあります。
1.言語の壁(例:その土地の言語で上手く症状が伝えられない)
2.診療科・医師(例:診療科が細かすぎる、日本人医師がいない)
3.医療の質(例:安心して受診できる病院がわからない)
日常会話からビジネスシーンでも英語を活用している人であっても、体調や症状について表現するのは難しいことです。
医師から診断結果を聞いたとしても、専門的な用語ばかりで理解できない人もたくさんいます。
安心して医療を受けたいため、信用できる病院や日本人医師を探すものの、なかなか見つからないというケースも。
結果、なかなか病院へ行くことができないという日本人がたくさんいるのです。
在外日本人を対象とした遠隔診療サービスは少ない
ここ数年間で、オンライン上で行う遠隔診療が増えてきました。
病院へ行かなくても、スマホひとつで医師に相談ができるプラットフォームが整備されています。
しかし、ほとんどの遠隔診療サービスは、日本国内に住む人に向けてつくられたものです。
在外日本人を対象とした遠隔診療サービスは、需要があるにもかかわらず、予想以上にサービス提供が少ないという問題があります。
在外日本人の健康をサポートする「Doctorfellow」とは?
引用:Doctorfellow
海外生活を送る日本人は、病院への行きづらさや遠隔診療サービスを受けられないなどの問題を抱えています。
そこで生まれたのが、在外日本人に特化した医療相談サービス「Doctorfellow」。
Doctorfellowは、インターネット環境さえあれば、世界中どこからでも医療相談できます。
仕事が忙しいビジネスマンや、高齢で外出が難しい人でも、好きな場所・好きな時間に自由に利用できるのが嬉しいポイントです。
Doctorfellowの4つのサービス
Doctorfellowには、おおきく4つのサービスがあります。
1.オンライン診療・医療相談
Doctorfellowと契約している医師と、Web画面を通じてオンライン診療・医療相談ができます。
現地で病院を受診すべきかどうかのアドバイスから、健康状態に対する悩みまで、幅広く相談できるところが魅力です。
2.オンラインセカンドオピニオン
海外で診断を受けた際、その土地の言語だと理解が難しい上、医療レベルに不安があり診断内容を受け止められないということもあるでしょう。
そこで役立つのが、オンラインセカンドオピニオンのサービス。
必要事項を入力することで、日本語の文面にてセカンドオピニオンとしての回答を得ることができます。
3.オンライン紹介状作成
海外で受診しようとしたとき、現地の言語を使って症状を伝えることはとても難しいことです。
そこで活用したいのが、オンライン紹介状作成サービスです。
受診前に日本語で症状をヒアリングして、受診時に役立つ情報としてまとめてくれます。
ヒアリング内容をもとに作成した用紙を、現地で受診する際に持参すれば、スムーズかつ的確に症状を伝えることができるでしょう。
4.メンタルヘルスケア相談
Doctorfellowでは、メンタルヘルスケア相談にも対応しています。
海外生活が続くと、体はもちろん心の不調も出てくることもあるでしょう。
精神的な症状は表現が難しいため、現地語で現地の医師に伝えることは困難を極めます。
そこで活躍するのが、メンタルヘルスケア相談です。
日本人の臨床心理士によるオンラインカウンセリングを受けることができます。
法人向けトライアルプランがスタート
Doctorfellowは、在外日本人が安心して働いて暮らせる環境づくりをサポートするため、法人向けのプランも始まりました。
まずはトライアルプランとして、社数限定でサービスを開始します。
オンライン診療・セカンドオピニオン・メンタルヘルスケアなど、高度で専門的な知識がある医師が対応。
医師には、海外診療の実績がある日本人医師もいます。
現地企業と提携して、ヨーロッパ圏をはじめ、北米、豪州、アジアへとサービスを拡大中です。
月額6万円(税別、体制状況等により金額内容は要相談)から利用可能とのことで、各種相談はcontact@medifellow.jpまでお問い合わせください。
まとめ:医療相談サービスを活用して、健やかな海外生活を
海外で生活する日本人にとって、健康・医療の悩みはつきものです。
オンラインで医療相談ができるサービスや、言語の壁を限りなくなくして受診できるようなサービスが、今後ますます求められることでしょう。
自分と相性がいい医療相談サービスを見つけることが、安心した海外生活へと繋がります。
ぜひこの機会に、Doctorfellowをはじめとした在外日本人向けの医療相談サービスを検討してみてはいかがでしょうか。