水かけ祭りとして有名な、タイのお正月ソンクラーン(ソンクラン)。
ソンクラーンがユネスコ無形文化遺産に登録されたことを祝い、今年はいつもより長い連休となりました。
実は、ソンクラーンの後に「ワンライ」という水かけ祭りが一部地域で続くことをご存知でしょうか?
ワンライがあるのは、パタヤという街があるチョンブリ地方。
この記事では、ソンクラーンとワンライでの水かけ祭りの様子を紹介します。
街はどのような状況になるのか・観光客と現地在住者の過ごし方の違いとあわせて、ぜひご覧ください。
パタヤのソンクラーンはなぜ長い?ワンライとは
タイのソンクラーンは、毎年4月13日~15日の3日間です。
ただ、パタヤがあるチョンブリ地方では、ソンクラーン後も「ワンライ」まで水かけ祭りが続きます。
ワンライとはタイのチョンブリ地方限定の風習で、ソンクラーン同様に水をかけ合います。
気をつけたいのが、ワンライの日はエリアによって違うということ。
ワンライの日はチョンブリ地方の北から南へと日々移っていき、期間はソンクラーン後の約1週間です。
なかでも一番賑わうのが、パタヤのワンライ。
2024年のパタヤのワンライは19日(金)で、大賑わいをみせました。
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パタヤのソンクラーン&ワンライの様子
まずは、パタヤのソンクラーン当日。
水かけは午後から盛り上がり始めるので、午前中のビーチロードをチェック。
この時はお昼の時間帯で、人・車ともに少なく静かでした。
この時期になると、あちこちに水鉄砲を売る露店が出現します。
水鉄砲のほかにも、ソンクラーン用の花柄のシャツや、首にかけるお花の輪っかが売られています。
氷で冷たくした水かけ用のお水を売っているところもありました。
夕方に近づくと、水かけがスタート。
道端はもちろん車からもバシャバシャ水をかけてきます。
道端ではbarを中心に店舗前で水かけをするのですが、水が氷入りで冷たいことも。
車の荷台には大きなバケツが積んであり、荷台に乗った数人が思いっきり水を放ちます。
街を歩く人を見ると、大人こども問わず、水鉄砲を持っている人がたくさん。
水をかけられずに歩くことは難しいので、貴重品の防水対策をしっかりしておきましょう。
筆者は昨年もソンクラーンに参加したこともあり、早々に切り上げて宿でひっそり平和に過ごしました。
ソンクラーン後と、パタヤのワンライの様子
4月13日~15日のソンクラーンを終えた後も、パタヤでは水かけをする人がちらほら。
うっかりしていると濡れてしまうため、財布やスマホの防水対策が欠かせません。
そして、4月19日(金)ワンライを迎えたパタヤ。
街は地元タイ人と観光客、在住外国人でごったがえしていました。
道も人も、ビショビショです。
セブンイレブン前の犬も濡れていました。
もちろん、コンビニ内もビショビショです。
海沿いまで行くと、ビーチロードは歩行者天国になっていて、屋台が並んでいました。
セントラルフェスティバルというモール前の敷地ではライブが開催され、大盛り上がり。
筆者はビーチロードを歩いたのですが、途中で細道へ抜けて、セカンドロード・サードロードと歩きました。
ビーチ沿いの道ではなくとも、至る所で水かけ。
お店の前など「水をかけられる」と覚悟して歩いていても、車からも水が飛んできてビックリします。
正直「パタヤのソンクラーン、10日間は長すぎ!」と感じてしまった
パタヤでソンクラーン・ワンライ、約10日間の水かけ祭りを体験しました。
実際に過ごしてみて「10日間は長かった、もはや1日でもじゅうぶん」というのが正直な感想です。
近所のコンビニに行くにも濡れてしまいますし、濡れたまま店内に入ると冷房で寒くて仕方なくて。
服や髪はもちろん、買い物したものまでびしょ濡れになってしまいます。
ソンテウ(乗り合いバス)に乗っている最中も、容赦なく水をかけられるので全身ビショビショです。
お祭り騒ぎで楽しいのは事実ですが、既にソンクラーンを体験していることもあり、「10日間もやらなくていいかな、1日でじゅうぶん楽しめる!」と感じてしまいました。
パタヤ在住者は、ワンライを避けて旅行or一時帰国する人も
パタヤ近郊で暮らす在住者の方は、「ソンクラーン・ワンライの時期はパタヤから脱出する」という人が意外と多いようです。
1週間~10日前後、水かけを避けて静かに暮らしたいとなると、引きこもり生活が余儀なくされます。
「どうせならこの機会に旅行を楽しもう!」というのは、素敵なアイディアですね。
カンボジア・ラオス・ベトナムなどの近隣国へプチ旅行、日本へ一時帰国する方もいらっしゃるようです。
水かけ祭りを長く楽しみたい人は、パタヤでソンクラーン&ワンライを!
タイ・パタヤでのソンクラーンとワンライの様子を紹介しました。
本来ソンクラーンは毎年4月13日~15日であり、ワンライはパタヤがあるエリアのみの風習です。
ソンクラーンを1日でも長く楽しみたい方は、1週間から10日間水かけ祭りが続くパタヤに滞在してみてはいかがでしょうか。
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