タイでは、お正月が1年で3回あります。
日本と同じ元旦と、中国の旧正月の春節、そしてタイのお正月ソンクラーンです。
どれもお祝いの方法に特徴があり、過ごし方を知っておくとより楽しめるイベントになります。
そこで、タイのお正月(元旦・春節・ソンクラーン)はどのように違うのか、タイ在住筆者による体験談とともに紹介します。
タイのお正月は年3回!元旦・春節・ソンクラーン
タイでお正月とされるイベントは、年に3回あります。
- 元旦:1月1日
- 春節:2月(年によって変わる)
- ソンクラーン:4月13日~4月15日
タイならではのお正月は、4月にあるソンクラーンです。
ただ、元旦・春節もお祝い・イベントとして親しまれ、タイならではの楽しみ方があります。
それでは、元旦・春節・ソンクラーンの違いをみていきましょう。
タイのお正月①タイの大晦日・元旦
タイの大晦日・元旦の過ごし方は、大掃除・家族で団欒と、日本と似た過ごし方をする人が多いです。
日本と違うところは、タイ人は大晦日の夜にお寺へ行かないところ。
タイ人は元旦の早朝にお寺へ行き、タンブン(徳を積む行為)をするのが一般的です。
タンブンでは、僧侶へお布施をします。
お布施の内容は、現金をはじめ、水・米・お菓子などの食品、薬や歯磨き粉、石鹸やスリッパなどの日用品などです。
大晦日に大掃除・家族で団欒、元旦の早朝に1年の幸福・健康を祈って僧侶にお布施するのが、タイの元旦らしい過ごし方として覚えておくと良いでしょう。
タイのお正月②春節
タイの春節は、2月に訪れます。
日程は毎年変わり、2024年は2月10日(土)が春節です。
華人が多いタイでは、春節の日を中心にお祝いムードが高まり、各地でイベントも開催されます。
春節期間は、街中で赤いTシャツやチャイナドレスが売られる他、お団子ヘアの女性をよく見かけます。
春節当日は早朝から爆竹の音が聞こえてくるため、初めてタイで春節を経験する日本人は炸裂音にビックリするでしょう。
日本人がタイで春節を気軽に楽しみたい時は、ショッピングモールがおすすめ。
館内装飾やスタッフの服装、モール内の臨時屋台の春節食品・グッズで、春節ムードを体感できます。
タイのお正月③ソンクラーン
タイならではのお正月は、4月に訪れるソンクラーン。
「水かけ祭り」という名前で知っている方も多いのではないでしょうか。
本来ソンクラーンは、仏像や祖母・祖父などの手・頭に水をかけ、お清めをするという伝統風習。
この風習が受け継がれ、1番暑い4月の暑さをしのぐためのイベントとして、現在のソンクラーンがあります。
ソンクラーンでは、街中で水鉄砲やバケツで水を掛け合い、車からホースで水が噴射されるなどのイベントもあります。
大規模な水かけ祭りを目当てに、4月は多くの観光客がタイを訪れるほどです。
ソンクラーンは、毎年4月13日〜15日で祝日になります。
【豆知識】ソンクラーンをもっと長く楽しみたいなら
歓楽街として知られるパタヤがあるチョンブリ県では、ソンクラーン後に「ワンライ」というイベントがあります。
ワンライは、3日間のソンクラーンに続いて水かけ祭りをする、チョンブリならではの風習です。
水かけ祭りをもっと楽しみたい方は、チョンブリに移動すれば計1週間ほどプラスしてお祭りムードを満喫できます。
ちなみにワンライは、開催の主要エリアが日々異なる・最終日が一番盛り上がるため、エリアと日程は要確認です。
タイならではのお正月を満喫しよう
タイならではのお正月について、特徴・過ごし方を紹介しました。
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