社長への成長の軌跡:謙虚かつ常に新しいビジネスの道を切り拓くー 株式会社 vivid update 代表取締役社長・榎 和志氏にインタビュー(1)

現代社会において、就職や転職を選ぶ際、キャリアを築く際、ときに大手か中小企業かで悩む若者が多いと考えられます。究極の安定性を求めるのか、それとも柔軟性と挑戦の機会を重視するのか。また、人生100年時代において、人生設計はどのようにすればよいのでしょうか。

本記事では、vivid update 代表取締役社長・榎 和志氏の就職後に次々と社内起業に携わり成長していく過程を紹介します。中小企業で働くことが意味する柔軟性や挑戦の機会、個々の仕事への影響を明らかにし、進むべき方向を迷う若者たちへ向けて各自の価値観や目標に合った最適なキャリアパスを見つける手助けとなる情報を提供します。きっと、それぞれの独自性を理解する一助となるでしょう。是非一読ください。


■プロフィール
名前:榎 和志
• 1961年 兵庫県神戸市生まれ。
• 1987年~2022年 株式会社アミックス勤務、2022年取締役退任。
現在:
• 株式会社 リマネージ      代表取締役 (コンサルティング&アドバイザリー)
• 株式会社 vivid update   代表取締役 (カフェfilament)
• 株式会社 ランドトラスト 取締役    (賃貸管理事業)
• 株式会社 パルマ     取締役    (トランクルーム事業)
• 株式会社 ノビシロ      取締役    (高齢者事業)
• 2023年年11月まで
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会IT・シェアリング推進事業者協議会会長
• 2023年 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会 理事、総務委員長

新たな取り組みに再挑戦するために「vivid update」を設立

━━━株式会社 vivid updateの代表取締役にご就任、おめでとうございます。御社のご紹介をお願いいたします。

榎社長:会社の紹介の前に、取材にお越しいただいているこの店(カフェ)について紹介します。現形態の前身となる店は、私が昨年8月まで関わっていたアミックスで提案した社内ベンチャーの一環として始まった事業です。私がコワーキングスペースの事業を提案し、会社で承認を受けて進めたのが始まりです。

その店の名前は「HUDDLE(ハドル)」といい、内装などを含め全てを手がけ、スタートしました。しかし、スタートの時期にコロナ禍になったことに加え、私自身もいろいろな事情があり、昨年8月に役員を退任するタイミングで赤字ではありましたが閉店することになりました。

その後、このビルのオーナーさんと一緒に「vivid update」という会社を設立し、カフェfilamentをリニューアルオープンしました。したがって、vivid updateは現店を運営するために設立されたものです。

お客様のニーズにマッチする、新しいコーヒーサービスの形態が誕生

━━━周辺にはコーヒーチェーン店がたくさんあります。それにもかかわらずなぜコーヒーサービスを展開することを選ばれたのでしょうか?

榎社長:そのご質問に答える前に、なぜコワーキングスペースからカフェにしたかをご説明しましょう。実はカフェといっても、以前のコワーキングスペースと運営形態はほぼ変わっていません。つまり以前はコワーキングスペースとして時間制で営業していて、今は単にカフェに変わっただけで、時間制を含め中身は変わっていません。

カフェに変えることで、一般の方にとってコワーキングスペースよりハードルが下がり、お店に入りやすくなると考えました。

以前のコワーキングスペースだと文字通り仕事をすることを目的にしたお客さまばかりでしたが、カフェに変更することで、仕事に加えて、普通にコミュニケーションのために利用する人たちが増え、以前よりも客層が広がりました。その結果、売り上げも増加しています。

他のコーヒーチェーン店の多くで「~時間以内にお願いします」といった時間制限を取り入れています。しかし、これでは仕事で利用するには使いづらいでしょう。

そこで逆に時間制限を設けず、何時間でもご利用いただけるようにする方がお客さまのニーズに合っていると考えました。その意味で当店はこのような形態にしました。

挑戦とリーダーシップ:柔軟性を活かし、トップまで駆け上がる

1【アミックスでのキャリア】

━━━榎社長は素晴らしいキャリアをお持ちだと伺っております。ご自身のキャリアについて教えてください。

榎社長:

私自身は特に素晴らしいキャリアだとは思っていません。自分が好きなことをやってきただけの結果です。なので、自分ではそういうことは意識したことはありません。

出身は兵庫県ですが、そこから法政大学に通うため上京しましたが、あまり大学では勉強をしませんでした。大学卒業後、三社ぐらい転職をしたのですが、25歳になってこれからの人生をどうしようかと思っていた矢先、アミックスと出会い、入社しました。実は、大学時代にアルバイトを40種類くらい経験しました。このことから、あまり一つの仕事を長く続けることが得意ではないとお分かりでしょう。それにも関わらず、アミックスには35年もいることができました。その理由は、一つは自分自身が結婚して家庭をもつためには落ち着かないといけないと思ったこと。二つ目は、アミックスはすごく理解がある会社で、新事業等の提案も認めていただき、いろいろなことを挑戦させてくれたからです。

このように社内でいろんな事業を経験できることを私は「社内転職」と呼んでいますが、社内転職をしやすい環境がだったので、わざわざ他社に転職をしなくてもすむようになりました。

アミックスは賃貸管理会社で、クレーム対応や入居者の募集業務を7年ほど続けました。その後、社内でプロパンガス事業を立ち上げることになり、私が担当することに。プロパンガス事業の次にリフォーム事業を提案し、ベルーフという子会社を設立して移りました。その後2年半ほど在籍し、アミックスに戻ってしばらくは管理業務を担当した後、不動産事業部を立ち上げました。

この不動産事業部にいるときに、東京都東村山市で中古物件のサブリースの需要が高かったため、中古物件専門のサブリース事業を始めました。そこで2年ほど経験を積み、その会社の名称を「アミコム」としました。

アミコムでは、マンスリーマンションの事業や投資信託の販売、生命保険の代理店事業を経験しました。その後再びアミックスに復帰し、賃貸管理事業部門の担当役員として退任するまで務めました。

退任の数年前に子会社「アミックスコミュニティ」を設立しました。同社は、家賃保証事業を行う会社です。アミックスでのキャリアは以上になります。

2【アミックス以外でのキャリア】

━━━ほかのキャリアで今現在かかわっている企業とは?

榎社長:

ほかのキャリアで現在も深く関与しているのは、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会です。同協会の会員会社が管理する賃貸物件は、日本全体の3分の2を占めています。私は東京都支部でIT研究会を長くやっていましたが、その活動が拡大したことから、2018年に本協会の本部管轄となり、以降はITシェアリング推進事業者協議会として活動しています。2018年から今年(2023年)の11月までは同協議会の会長を務めました。そして、今年の6月からは本部の理事、12月からは総務委員長も務めさせていただいています。

2014年からは、株式会社パルマという会社で社外取締役を務めています。こちらは主にトランクルームの関連事業を展開しています。

2019年からは、株式会社ノビシロの鮎川社長に声をかけられ、取締役に就任しました。同社は賃貸住宅の管理をしていますが、高齢者にとってユニークなサービスを提供しています。ここには高齢者も若者も居住することができ、若者は通常の家賃の半額で住むことができます。その代わりに、若者は月に一度、高齢者を含めた入居者の皆さんが集まるお茶会を主催したり、日常的に同じ建物に住む高齢者とコミュニケーションをとる役割が与えられています。

他には、株式会社ランドトラストに関わっています。ここの社長は20年来の友人で、今年の4月に取締役に着任。ランドトラストはサブリース事業を展開しており、現在では6,000戸程度の物件を管理しています。実は、こちらの特徴的なサブリース事業は、私が以前、東村山で行っていたサブリースがヒントとなっています。

また、20年前から経営している株式会社リマネージでは、主に賃貸管理業界のコンサルティングとアドバイザリー業務を提供しています。

まとめ

榎和志社長は30年以上にわたりさまざまな企業から厚い信頼を集めています。62歳での独立後は10社以上の企業で代表取締役や取締役、アドバイザーとして活躍しています。

これらの企業はさまざまな業界・中小企業から大手企業まで多岐にわたります。その広範な経験は、社長のビジネスキャリアを豊かなものとし、異なる業界での知識と経験を有機的に結びつけています。

これからの第二の人生においても、より一層の力を発揮されることでしょう

次回は、第二の人生についてお伺いしたいと思いますので、ぜひご期待ください。

 

【ご参考記事】

第2回目の取材記事は👇以下をクリックしてください。

第2回目の榎和志社長の取材記事

■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
より詳しくはこちら

 

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