【今を生きる輝かしい新華僑華人の女性】岩崎鳳秋さんにインタビュー(1)


50歳を過ぎて中国語の非常勤講師の傍ら、美容院を開設して新たな挑戦をする岩崎鳳秋さん。そのきっかけや抱負についてインタビューしました。岩崎鳳秋さんがグローバルな視野をもって、どのように日本で教鞭をとりながら経営に励んでいるか、その取り組みについてご紹介します。

■プロフィール
名前:岩崎鳳秋(50代女性)
中国遼寧省出身。大学卒業後、8年間日本語教師を務めたのち
1999年4月に留学のため来日、2003年文教大学大学院卒業。
現在中国語の教師をしながら、美容院を経営。

日本に憧れ90年代末に来日

━━━日本に来たきっかけはなんですか?
岩崎鳳秋先生:日本に来る前、私は中国で8年間高等学校の進学校にて、日本語教師を務めました。授業では、日本の事情や文化を教えていましたが、日本に行ったことがなく、見たこともなかったので、教えることに自信がもてませんでした。自分の目で見て自信を持って教えられる教師になりたいと思い、1999年春に日本へ留学にきました。

真っ暗で何もない部屋で一晩過ごす

━━━日本に来て困ったことはありましたか?
岩崎鳳秋先生:桜満開の季節に私は夢をいっぱい胸に抱え日本にきました。夕方になってやっと借りたアパートに入りましたが、真っ暗で電気も水道もガスもなく、すべてが止まっていました。どこで布団や食品を買えばいいのかさえ分からないまま、疲れ切ったのでそのまま眠ってしまいました。次の朝、突然窓の外からカーカーとカラスの鳴き声に目が覚めました。びっくりというより、とても怖かったです。日本での生活はこのように不安と予測がつかないまま、ゼロからスタートしました。

教師として経営者として大変身

━━━その後はどこで勉強をしましたか?日本での生活はどれぐらいになりますか?
岩崎鳳秋先生:私は日本にきてから文教大学で勉強を続け、2003年には同大学の大学院を卒業しました。卒業後は帰国の準備をしましたが、ちょうどそのころ今の主人と縁があって結婚し、いままで日本で生活してきました。国際文化フォーラムの勤めを経て、現在、日中学院などで中国語を教えています。
子供が大きくなってから、ふっと我に返り、前から興味があった日本の健康と美容に関して学び始め、2019年10月にはメナード フェイシャルサロンのオーナーとして、メナード 池袋4丁目店を開設しました。
現在は中国語を教えながら、日々お客様に美と健康を真心をこめて提供しております。定期的に中国家庭料理会も開催しています。

エステを体験して感動、すぐに出店


━━━美容のメナードとは、どのようなきっかけで知り合いになりましたか?
岩崎鳳秋先生:子供が成人になってから、私の自由時間が増えました。ある日ふと、鏡の中の自分を見てびっくりしました。顔のシミ、シワ、たるみなどは化粧品だけではもはやカバーできなくなりました。若い時からニキビに悩まされ、自分の肌にはコンプレックスをもっていました。空港の免税店でよく化粧品を買ったりしましたが、その使い方がよくわからないまま年を重ねてしまいました。苦い経験をお持ちの方は私だけではないと思います。ある日友人の紹介でメナードのエステを体験し、その効果にとても感動しました。さらに手頃な価格を聞き、すぐに気に入り、メナードのファンになりました。

美容院経営


━━━美容の店を経営したいと思ったきっかけはなんですか?

岩崎鳳秋先生:美の心は女性の本能だといわれています。私達女性はみんな毎日知らないうちに丹念に化粧をしています。メナードは60年以上の歴史があり、日本人なら誰でも知っている化粧品会社です。先ほども説明しましたが、ある友人の誘いでメナードのエステを体験し、その後すぐにメナード レディになりました。
もともと日本の化粧品や健康美容に興味があったので、登録後は美容の知識をはじめすべてのスクールに通い、エステセラピストスクールの資格も取りました。
お客様にエステをしてあげる喜び、お客様の笑顔や感謝の言葉をいただく度に本当に幸せを感じます。またメナード フェイシャルサロンを作ったもう一つの大きな理由は、この仕事はずっと現役でいられることです。女性達がいつまでも美しく、いきいきとした人生を送れるよう願いを込めて、メナード 池袋店を開設しました。

貴重な体験話を聞かせてください本当にありがとうございました。
次回はぜひ教師としての経験を教えてください。

■ライターのプロフィール
姜 春姫(きょう しゅんき)・女性
当サイトではグローバルな視点で、日本と中国の高齢者が直面する医療・仕事・住まいなどに関して問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題について紹介している。
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