日本華僑華人文学芸術界連合会(会長:郭敏氏)は、今年で設立16周年を迎え、その記念イベントを4月13日から17日まで、東京中国文化センターにて盛大に行いました。
13日の開会式では、楽器演奏、声楽、朗読、ダンス、京劇、皮影、武術などの演目が用意されました。会場では、絵画、水墨画、写真、書籍などが展示され、イベント期間中には多彩な無料文化講座も開催されました。筆者も13日の祝賀セレモニーに参加しましたので、その様子をご紹介いたします。
16周年を盛り上げる開幕式に参加
開幕式では、日本の華僑華人文学芸術界連合会の会長である郭敏氏が挨拶し、会の歴史と主な成果を紹介し、各協会の代表メンバーをご紹介しました。会の名誉会長であり、著名な絵本編集者で児童作家である唐亜明氏が司会を務めました。
郭会長は挨拶の中で、本年で日本華僑華人文学芸術界連合会が設立16周年を迎えたことを述べました。続いて「16年間中日文化芸術交流に従事し続けることは簡単ではなかったが、これからも引き続き精進して、日中友好の架け橋として文化交流に努め、貢献していきたい」と強調しました。
音楽家協会の任雁氏は「今後も民族文化交流を推進し、世界平和と中日友好に微力ながら貢献していきたい」と述べました。
戯劇家協会の凌慶成氏は、16年間にわたって素晴らしい成果を収めてきたと述べ、各界の支援に感謝したいと述べました。また、「5月6日には東京・銀座で全4幕の伝説的歴史劇『則天武女皇』が上演されるので、ぜひ注目してほしい」と語りました。
この日開催された絵画・写真展は、全日本中国人写真家協会と全日本中国人芸術家協会の共同で、合計50点以上の絵画・写真作品が展示されました。芸術家協会の趙龍光氏は「現場のゲストが展示品を楽しみ、貴重なコメントや提案をしてくれることを期待している」と述べました。
全日本伝統中国武術協会の郭梁氏も、現場で武術を披露しました。郭梁氏は10歳から武道の練習を始め、有名な映画李连杰スター、ジェット・リーの先輩にあたります。現在は日本の武道の普及に貢献をしています。
日本華僑華人文学芸術界連合会の演目
演目のラインナップは以下です。
第1回華芸連杯3位受賞者の百道杏選手:「我的眼中只有你」を披露。
舞蹈家协会:现代ダンス、ジャズダンス及バレエ「四小天鹅」「四羽の白鳥」の抜粋を披露。
柴广义、柴思萌氏:影絵人形「鹤与龟」を披露。
音楽家協会の劉子真氏:ソロ曲「锦瑟」を歌唱。
京劇協会の劉妍氏:伝統京劇「大登殿」を歌唱。
第三代華僑歌手蘭華氏:「ねがいうた」を披露。
劇作家協会:音楽付きの詩朗読「春天里的花仙子」を披露。
音楽家協会・バリトン歌手钟皓氏:男性ソロ曲「送上我心头的思念」を披露。
無料とは思えないコンテンツ!多彩な無料文化講座
イベント期間中には以下のような無料文化講座も用意されました。
4月13日(土)14:00〜16:00: 開幕式
4月15日(月)11:00〜12:00:「中国の影絵人形のモデリングとパフォーマンス」 講師・柴広義氏
4月15日(月)14:00〜17:00:「絵本で中国と日本の未来に架け橋を」 講師・唐亜明氏
4月16日(火)10:30〜12:00:「健康ストレッチ・美ボディ教室」 講師・邵治軍氏
4月16日(火)13:00〜14:00:「春の花展」 作品紹介 講師・趙龍光氏
4月17日(水)11:00〜12:00:「京劇の舞台での表現形式とメイクの豆知識」 講師・張春祥氏
おわりに
主催側の日本華僑華人文学芸術界連合会の所属団体は以下の通りです。
・全日本華僑華人音楽家協会
・全日本華僑華人作家協会
・全日本華僑華人舞踊家協会
・全日本華僑華人戯劇家協会
・全日本華僑華人京昆劇家協会
・全日本華僑華人美術家協会
・全日本華僑華人武術家協会
・シルクロード協会
(合計9団体)
今回の記念公演の後援は、中国駐日本大使館文化部、東京中国文化センター、日本中国友好協会、日中協会、日本華僑報、中文導報、日中商報、東方新報です。
記念公演はとても素晴らしいものでした。プロのアーティストがこれほど集まり、それぞれのパフォーマンスを披露したことは、何よりも貴重で最高、贅沢な時間でした。
また、多彩な文化講座や素晴らしいアーティストのパフォーマンスによって、中国文化の豊かさと魅力を体験する絶好の機会にもなりました。
この素晴らしい成功を受けて、今後もさらに多くの文化交流イベントを開催し、地域社会に貢献してほしいと期待致します。
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■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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