全日本華僑華人連合会(以下、全華連)は2月18日に「第11回総会(贺乃和会長)及び第12回選挙会」を開催しました。
会議はオンラインとオフラインのハイブリッド方式で、会場となったのは東京の華僑会館。 会議には、賀乃和会長率いる全華連のメンバー、各地域協会代表者、会長、理事など140名が参加されました。
総会では、贺乃和会長が最初に全華連第11回理事会の活動について総括しました。 次に各執行会長は、組織の建設や20周年記念アルバムの準備、華文教育の促進、スポーツ文化活動、事務局改革、2022年の財政収支、青年委員会およびボランティア活動の詳細を報告しました。
何徳倫実行会長は第11回活動を総括し、会の設立20周年記念冊の出版、配布について報告しました。
林立実行会長は、華僑教育の取り組みを総括。華文教育委員会の設立以来、華文教育を通常業務に取り入れることを模索してきたと述べました。全華連が非営利の公益団体として一般財団法人日本華文教育財団を設立し、華文教育をさらに高いレベルに引き上げた成果を報告しました。
張書明実行会長は、全華連の大型芸術・体育活動について報告。芸術・体育の発展を非常に重視していると述べました。スポーツに関しては「全華僑リーグ杯」ゴルフ大会を取り上げました。文化芸術においては、「在日華僑華人春節祝賀会」「 日中国交正常化50周年記念」「冬季五輪へようこそ」「児童春節祝賀会」等が中国文化を紹介すると同時に、日中交流交流のブランドになったと述べました。
高原竜一実行会長は、事務局の業務について報告しました。事務局の業務改善を行い、事務局の業務機能を定めて内容や分業を細かく設定。現在は専任の事務局長に、多数の非常勤事務員、ボランティアスタッフが配置されています。 基本的にはいつでも日常業務に対応できるようになっています。
特に新型コロナウイルスの流行期においては、上野を拠点として、困っている華僑と連絡を取り合い、緊急物資をタイムリーに配布。緊急のニーズに対応できました。
財務部長の趙永建氏は、第11回理事会の財務報告書を作成し、その内容について詳細かつ明確に説明しました。
執行会長の潘宏程氏は、青年委員会とボランティアチームの役割について説明し、さまざまな活動に積極的に参加し対応したことを説明したうえ、皆様から多大なご支援をいただい、心から感謝していると述べました。
何德伦氏が新会長に
選挙議長がこの度立候補者の名簿を読み上げたところ、現在の執行会長である何徳倫氏が第12回唯一の候補者であることを発表しました。また会場に参加した理事及びZoomオンライン参加の理事の投票により、結果全会一致で何徳倫氏が新会長に選出されました。
新会長に選出された何徳倫氏は、今年度政策計画を演説しました。その中で「調和のとれた華僑社会を築くことと日本にいる華僑に奉仕することが理念」と話しました。これらの目標を達成するために、4つの具体的な措置が提案しました。
会議の最後に、在日中華人民共和国大使館の施泳公使が祝辞を述べました。
祝辞は次のとおりです。
「貴会は創立以来、在日華僑の優れた伝統を継承し、華僑を広く団結させ、積極的に在日華僑の正当な権利と利益を保護し、華僑の支援をしてきたので、中華人民共和国駐日大使館を代表し、心から感謝します」
日本には現在さまざまな華僑華人の団体が多くいますが、ここ数年はコロナもあり、ほとんど活動ができていませんでした。しかし、全華連は積極的に華僑華人のコロナ対策のほか、日本の法律に従っていろいろなイベントを実施してきました。
多くの華僑華人が救われ、これからも頼りにされる団体であることに間違いないでしょう。何徳倫氏が第12回会長を選ばれたことに改めて祝福し、全華連のより良い発展をお祈りいたします。
■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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