「現地生活が辛い、本帰国したい。でも……」と悩んではいませんか?
日本へ本帰国したいという思いは募るものの、今の生活や家族のことを考えると、なかなか決断できませんよね。
耐える日々が続いてしまって、心や体の負担になってしまうことも。
そこで、本帰国を決意した理由・本帰国をして後悔した本音について、口コミをもとにまとめました。
本帰国にあたっての注意点とあわせて解説するので、参考にしてください。
本帰国を決める前に実際の声を聞いて、納得できる選択ができるよう準備しましょう。
本帰国で悩む人の本音は、実はコレだった!
本帰国するか悩み、ついに日本帰国を決断した人は、いったいどのような理由を抱えていたのでしょうか。
日本への本帰国が決まった理由・隠れた本音を、実際の声をもとに紹介します。
本音1.娘の小学校進学に向けて、働き方を整えたい
ジャカルタで暮らす、1児のお母さまの声です。
新型コロナウイルス感染症の影響で、ご主人の会社から指示があり、日本帰国が決まったそう。
ずっと本帰国を考えていたそうですが、「本来であればまずは一時帰国をして……」と考えていたと語っています。
なぜ母子で本帰国しようと思ったのか。
その理由は、
娘が小学生になるまでに
私の働き方を
整えたかったから引用:私が本帰国を決めた理由。
本帰国を検討していた理由は、お子さまが小学校にあがるまでに、自身の働き方を整えたかったから。
お子さまと日本で安心して暮らせるよう、自身のお仕事を安定させてから本帰国したい、という気持ちがあったことでしょう。
現地生活を満喫しつつも、本帰国への願いは確かにあったこともあり、急遽本帰国となったことを前向きに受け入れているそうです。
本音2.コロナで本帰国、本当は帰りたくなかった
タイで暮らしていたものの、急遽本帰国が決まった方の声です。
新型コロナウイルス感染症の影響や様々な理由が重なり、驚くほど急に本帰国が決まったそうです。
正直に本音を言ってしまえば、私は帰りたくなかったです。
日本に帰る途中で感染するリスク。
帰国してから人に伝染すリスク。
日本での生活拠点をどこにするのか。
タイでの生活のすべてを置いて出なければならないこと。
子どもの幼稚園のこと。そんな諸々のことを考え私は「帰る選択肢はない」と思っていましたが、夫と会社の決定は「帰る」でした。マジかよ!
ご主人の会社の決定により、本帰国を余儀なくされたことが伝わってきます。
あまりに急な決定だったことから、自宅の整理・ご友人への挨拶など満足にできないまま帰国したと語っています。
突然の帰国にあたってのショックや、日本帰国時の隔離生活の大変さ。
帰りたくなかったという思いが強くあったものの、現在では前向きに日本で暮らしているそうです。
本帰国を悩む3つの理由「子ども・医療・言葉」
本帰国を悩む理由として、子ども・医療・言葉の3つがあります。
お子さまの進学・将来・生活を考えたとき、日本の方が暮らしやすいのではという悩み。
医療面では、医療費の心配から、高齢になったときの通院・治療などの不安。
母国語以外で、詳細な症状を伝えられるかという、言語面での心配もあります。
ご主人の会社の都合により本帰国となるケースが多くあるものの、現地生活を安定して続けている中でも、高齢になるにつれて本帰国の悩みが深まっていくようです。
本帰国した人から学ぶ!日本帰国前にすべきこと【体験談】
本帰国した人から、「○○の準備をしておけばよかった」と後悔の声が多くあります。
いったい、何を準備すべきだったと語っているのでしょうか。
「と暮らす」に掲載されている、本帰国した女性9人のお話を参考にみていきましょう。
本帰国後、子どもの塾・習い事探しが大変だった
本帰国後、教育面で大変だと感じたことは、お子さまの塾や習い事を見つけることだったという声があります。
塾や習い事探しが大変でした。バンコクでやっていたことを続けたかったのですが、なかなか見つからず…。
現地でずっと続けていたことを、日本で同じように探すとなると、意外と大変。
日本で暮らす場所が、利便性が高い立地にあるかどうかも左右します。
現地にいながらお子さまにあう塾があるか・習い事ができる教室があるかどうか、問い合わせや口コミとあわせて事前に検討することが大切です。
本帰国にあたり、会社へのお土産手配・日本円への両替が手間だった
本帰国の準備をする中で、会社の上司や同僚へのお土産の手配が大変だったそう。
日本円へ両替するのも手間だったと語っています。
各方面へのお土産の手配が大変でした。上司向けにはドライフルーツ、ハーンのボディケア用品、同僚にはムエタイグッズ、サッカーユニフォーム、歯磨き粉、アロマ用品を用意して選んでもらいました。本帰国の直前に日本で入籍したのですが、週末を利用して日本に一時帰国したりしたのも大変でした。タイバーツを日本円に両替するのも手間でしたね。
会社に所属していると、ちょっとした旅行でもお土産がないと気まずいという気持ちがあるかと思います。
上司に適したお土産・同僚へのお土産と、考えることがたくさん。
また、本帰国となれば現地通貨を持つ必要がないため、日本円への両替をしなくてはなりません。
現地で両替をするか日本でするか、レートに加え空港で時間の余裕があるかどうかも考えておく必要があります。
本帰国前にやっておけばよかったこと・やってみて大変だったこと
本帰国前にやっておけばよかったと後悔していることのひとつとして、お子さまの入学式準備の声がありました。
実際に本帰国へ向けておこなったことの中で大変だったのは、現地のお手伝いさんの手続きや、不用品を処理することが大変だったと語っています。
・日本の入学式用にスーツのオーダーをしておけばよかったですね。
・アヤさん(お手伝いさん)の紹介と不要品の売りさばきが大変でした。
本帰国後はバタバタします。
お子さまの入学式が控えているとなれば、事前に現地で準備できるものは準備することがポイント。
そして国内でのお引越しよりも、国をまたいだお引越しとなれば、不用品の処理も大がかりになります。
事前に計画立てて、準備を重ねることの重要性を感じます。
本帰国を経験したからこそ言えるアドバイス
これから日本へ帰国する人に向けて、本帰国を決断した人からのアドバイスを聞いてみましょう。
タイでの駐妻生活を思いっきり楽しみつつ、本帰国した際に何をやりたいか、どうありたいのかを見据え、それを実現させるための準備をしておくことをおすすめします。
ご主人に帯同し、現地で生活していた奥さまの声です。
現地生活を満喫しながらも、本帰国後のことを具体的に考えておくと良いというアドバイスです。
・本帰国後、日本でしたいこと
・どのような生活をしたいか、どのような自分でありたいか
・理想の暮らしを実現させるための準備として、何をすべきか
上記3つを現地生活を満喫しながら考え、実践方法まで検討して準備しておくことが大切です。
本帰国が決まったらすることリスト
本帰国が決まったとき、何をすべきか・どれから手を付けるべきか悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、本帰国が決まったらすることリストを紹介します。
帰国の1か月前までにすること・帰国までにすることとわけて解説するので、参考にしてください。
帰国1か月前までにする4つの重要事項
帰国1か月前までにすることとして、4つの重要事項があります。
1.帰国日の決定
2.引っ越し業者の手配
3.家の解約連絡
4.日本の家探し
まずは帰国日を明確にさせ、そこから逆算してすることリストを作成。
ポイントは、引越し業者の手配と家の解約連絡です。
引っ越し業者や不用品処理の手配を、早めに済ませておきましょう。
現地で賃貸契約しているとなれば、契約書にそって解約連絡が必要です。
忘れてはいけないのが、日本帰国後の家探しです。
帰国日までにする5つのこと
帰国日までにする5つのことは、以下です。
1.不用品の処分
2.インターネット・携帯電話の解約
3.クレジットカード・銀行口座の解約
4.公共料金の支払い方法を確認
5.退去の立会い・鍵返却
不用品の処分は、SNSや現地掲示板などを活用するという手段もあります。
帰国前にインスタで不用品出して、フリマしたら結構売れましたよ\(^o^)/
— じゅんこ。🇹🇭から本帰国したぞ。 (@hanamojiga) May 23, 2021
自宅のインターネットや、携帯電話の解約も忘れずに。
日本のように電話一本で解約できないケースもあり、インターネットサービス会社の支店に行かなければならないことも想定しておきましょう。
また、公共料金の支払い方法については、振込送金ができるのか・現地友人に頼まなければならないのかなど確認する必要があります。
鍵の返却については、大家さんに直接渡すのか、不動産会社を介しておこなえるのか、スムーズな退去に向けて準備を整えましょう。
引っ越しシーズンは日本の家探しが大変
本帰国が決まったタイミングが日本の引っ越しシーズンと重なった場合、日本の家探しが大変です。
3月末に本帰国した方で、「家探しが大変だった」との声があります。
3月末の本帰国だったので、家探しが大変でした。物件の下見は義両親にお願いました。荷物の整理も大変でしたね。
家探しに関しては、不動産会社に紹介してもらった複数の物件をタイにいる自分が選び、日本にいた夫が内覧してから、契約しました。今思うと、本帰国前に無理に物件を決めず、ウィークリーホテルに泊まってゆっくり探せばよかったかもしれません。
物件の内覧は、ご主人のご家族にお願いしたそう。
インターネット上の情報だけでは、住み心地が良い家かなかなか判断できませんよね。
国外から入居の手配となれば、契約がスムーズにいかないことも。
日本にいるご家族・親族に協力を求めるほか、帰国者への理解・サービスがある不動産会社を選択することをおすすめします。
無理に現地で決断するのではなく、ウィークリーホテルなどを活用しながら物件をまわればよかったとの声もありました。
本帰国する方へ。まずは家具家電付きの物件に住んで、ゆっくり家探しをしませんか?
本帰国した人の声を参考に、本帰国の決め手となった理由・準備すればよかったことを紹介しました。
・お子さまの進学に向けて本帰国した
・本当は本帰国したくなかった
・本帰国後の家探しが大変だった
などの声がありました。
どの理由にせよ、本帰国後の住まい探しは必須。
現地で内覧しないまま日本の住まいを契約して住み続けると考えると、不安があるかと思います。
グローバル医職住ラボでは、本帰国した人のお悩みを伺いながら、家具家電付きの住まいを紹介しています。
次の住まいを探すまでの一時的な住まいから、長期で住める物件までご用意しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
海外に住む日本人は、老後はどこで過ごしたいと考えているのでしょうか? 海外移住したものの、「老後は日本へ」と帰国を決断する人は多くいます。 この記事では、海外在住の日本人(在外邦人)の本音を、アンケート結果をもとに解説。 そして、現在どれくらいの人が海外で暮らしているのか・本帰...
海外在住となり、ふと「日本が恋しい」と感じること、ありませんか? 特に、国際結婚した方で日本に帰りたいと悩む人が多くいます。 この記事では、国際結婚した方が抱える日本に帰りたいと思う悩みと解決法について、事例をもとに解説します。 家族や親戚との関係性はもちろん、医療や言葉(コミ...