【国際結婚】もう、日本に帰りたい。悩みと対処法を事例で解説

海外在住となり、ふと「日本が恋しい」と感じること、ありませんか?

特に、国際結婚した方で日本に帰りたいと悩む人が多くいます。

この記事では、国際結婚した方が抱える日本に帰りたいと思う悩みと解決法について、事例をもとに解説します。

家族や親戚との関係性はもちろん、医療や言葉(コミュニケーション)の面で強い不安を感じている方は、ひとりで悩み込まず一緒に解決の道を探しましょう。

国際結婚、お相手の国籍は韓国・アメリカ・中国


厚生労働省のデータによると、国際結婚した方のお相手上位国は、韓国・アメリカ・中国に集中しています。

特徴的なのは、夫と妻の場合でお相手の国がガラリと異なることです。


引用:平成28年度人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況|厚生労働省

データをもとに、妻・夫の国籍をまとめました。

■妻の国籍 上位5か国
1位:中国38.7%
2位:フィリピン20.7%
3位:韓国15.3%
4位:タイ6.3%
5位:アメリカ1.35

■夫の国籍 上位5か国
1位:韓国25.4%
2位:アメリカ18.3%
3位:中国12.1%
4位:ブラジル5.6%
5位:フィリピン2.7%

妻の国籍が中国・フィリピン・韓国であるのに対し、夫の国籍は韓国・アメリカ・中国。

なかでも、夫が海外勤務となり帯同した妻側の意見として、「日本に帰りたい」という声をよく耳にします。

「出会った場所」に住むケースが約45%


縁結び大学のアンケート結果によると、国際結婚後の居住地は、日本と海外どちらも約45%でした。

出会いの場所とあわせてデータをみてみましょう。


引用:国際結婚の相手と出会った場所やきっかけとは?経験者67人にアンケート調査|縁結び大学

データをもとに、日本在住・海外在住の人の出会いをまとめると以下です。

日本在住:日本で出会った・海外で出会った47.7%。
海外在住:お相手の国で出会った・お互いの母国以外で出会った44.8%

日本で出会い国際結婚となった人の場合は、そのまま日本に住み続けている人が47.7%と半数。

海外で出会った場合は、44.8%が海外在住となっています。

このように、日本・海外問わず出会った場所に住み続け、仕事・生活の環境をそのままに暮らす人が約半数近くいることがわかります。

「国際結婚、日本に帰りたい」よくある悩み【事例紹介】

国際結婚している方で多い「日本に帰りたい」という悩み。

ここでは、実際の相談例をもとに国際結婚の人が抱える悩みと解決策を紹介します。

事例1:国際結婚、移住7年目でも消えない「日本へ帰りたい」想い


国際結婚を機にオーストラリアへ移住し7年、3歳児の母のAさん。

長年の海外生活で困難を乗り越えてきたものの、日本が恋しい気持ちが消えないと語っています。

この7年間。縁あって住むことになった土地(メルボルン)に慣れようと、私なりにいろんなことを考えたり、思ったりしながらすごしてきました。

移住当初から数え切れないほどの発見や疑問、フラストレーション等々を乗り越えて、今では生活するにはほとんど困ることもなくなるまでになりました。

でも、なぜかどうしても日本へ帰りたいというホームシックがなくなることがありません。

自分の選んだ道と時間をかけて受け入れていこうと常日頃思っているのですが、日本に住んでいたら、普通にできることができないもどかしさ、言葉や価値観の違いを目の当たりにしながらの毎日の生活&3人の子育ての両立がどんどんプレッシャーになってしまっています。
引用:日本へ帰りたい願望|mixi

国際結婚の辛さは、当事者にしかわからない

回答で印象的だったのが、「国際結婚の辛さ・日本帰国への悩みは当事者にしかわからない」という意見です。

国際結婚後、いくら困難を乗り越えたとはいえ、苦しさは確かにあります。

様々なことを経験したからこその苦悩です。

ときには「わがままな悩みだ」など、心無い言葉をかけられることもあるでしょう。

しかし、同じ気持ちを抱えている人は意外なまでに多くいます。

自分を追い込む必要はありませんし、無理に頑張ろうとすることもありません。

「私以外にも、同じ悩みを抱えて戦っている人がいる」というだけで、少し勇気がわく人も多いのではないでしょうか。

事例2:国際結婚。彼は好きだけど、離婚して日本へ帰りたい


国際結婚後、ヨーロッパ在住のBさん。

お相手が好きであることは確かなものの、離婚して日本帰国したいと思うほどの悩みを抱えています。

正直とても疲れています。

別に夫婦仲に問題はないのですが、異国に一人ぼっちという孤独感、日本の両親のことを思うと辛いです。挙句蔑称の嵐。鬱になります。このまま一生死ぬまでずっとここにいるなんて想像できません。

あと、母国語の日本語と日本人の繊細な感性が恋しいです。
私が現地語を習得するのにとても苦労をしたのに彼には日本語が分からない。私の家族と話すにも通訳がないと駄目だなんて不公平だな私ばかり損してるなと思ってしまいます。
引用:国際結婚 彼は好きだけど解消して日本に帰りたい|発言小町

愛している人と一緒にいることが一番の幸せ

回答の中に、「愛している人といつでも一緒にいることが一番幸せだと帰国してから気づきました」という声がありました。

国際結婚の大きな悩みであるのが、言葉(コミュニケーション)です。

お互い母国語でなければ、本当の気持ちを伝え合えているのか不安になることもあるでしょう。

これまで耐えてきたぶん、「どうして自分ばっかり……」と誰かを責めてしまうのも無理ありません。

いつしか、自然な会話ができ難なく通じ合える日本が、恋しくなってしまいますよね。

ただ、お相手を好きという気持ちは確か。

今は辛くても、愛している人といることが一番の幸せと感じる日がくるはずです。

苦しいときこそ、第三者の目線になって考えてみるように心掛けてみましょう。

すると、新しい発見があるかもしれません。

お相手と時間をかけて話し合い、ゆっくりと過ごしやすい道を探していくことが大切です。

事例3:国際結婚後、老後は日本・海外?

国際結婚をして海外で10年以上暮らすCさん。

長年の海外生活で日本に居場所がなくなったと感じ、老後も海外に住むことを検討しています。

私は海外に嫁いで10年を超えます。今では日本には居場所が無くなったと思っています。

同時にこちらで好きな仕事をし、友達もでき、こちらでの自分の生活が確立してしまいました。この生活がとても気に入っていて、一生住むつもりです。

日本は便利な国だけれど、帰国しても仕事があるか分からないし、働く事ができてもこちらでのような気持ちと時間にゆとりのある生活を得るのは無理な気がします。

今のところ、日本は年に1度帰ることができればそれでOKです。
引用:国際結婚をなさった方、最後は日本に帰りたいですか?|Yahoo!知恵袋

海外生活が長い人は、老後も海外でと考える人が多い

回答をみると、海外生活が10年以上と長い場合は、老後もそのまま海外でと考える人が多くいました。

対して、数年以内で日本帰国へと切り替えた人は、老後は日本でと決めている人がほとんどでした。

海外での生活が長いと、生活の拠点も海外になります。

アメリカの場合だと、市民権や永住権を取得したことをきっかけに、老後もアメリカでと考える人が多いようです。

海外生活の長さが、日本帰国への分かれ道。

終の住処として海外・日本を選ぶタイミングは、海外生活10年を目途にするといいでしょう。

海外にいると日本が恋しくなり、日本にいると海外が恋しくなることも


海外生活が続くと、ふと日本が恋しくなることが少なくとも1度くらいはあるでしょう。

筆者自身、現在タイに住んでいます。

日本にそこまで思い入れはないとわかっていても、日本の季節や街並み、食事を思い出すことが多々あります。

国際結婚はじめ、海外移住した人によくあるのが、以下です。

・日本にいると海外が恋しくなる
・海外にいると日本が恋しくなる

これは、海外で暮らしている人であれば、きっと頷いてくれることかと思います。

日本と海外、どちらの良さも知っているからこそ、現地だけでは100%満足できない気持ちがあるのではないでしょうか。

国際結婚をして日本へ帰りたいと悩む人は、日本の良さをわかっていると同時に、海外の魅力もしっかり感じていることでしょう。

日本へ帰りたいと感じたら、今暮らしている土地の良さを思い返すと、気持ちが変わるかもしれません。

コロナ禍で見えた、日本帰国の難しさ


新型コロナウイルス感染症の影響により、日本帰国が難しい状況になっています。

本来であれば、年に1度は帰国するスケジュールの人も多くいたことでしょう。

現在だと、帰国後の隔離から帰国者に向けられる目線など、さまざまな問題があります。

そのため、なかなか日本へ帰国できずにいる人が続出しています。

帰国すること・帰国せずに海外へ居続けること、どちらも強さが求められることです。

今回のコロナウイルスを機に、急に帰国を迫られたときにどう対処するのか、事前にできる準備は何かなど、具体的に考えておく大切さを学びました。

国際結婚には「強さ」と「相談」が大切

国際結婚する上で、強さだけではなく相談することが大切です。

国際結婚をした人は、さまざまな悩みを抱えています。

耐えがたい苦しさを感じ、落ち込んでしまうこともあるでしょう。

ただ、前述した縁結び大学の調査によると「国際結婚して良かった」という人は、62.7%。

「強くなければ国際結婚なんてやってられない」というのが、正直な気持ちかと思います。

文化の違いや、差別、言語の壁もあるでしょう。

自分だけではなかなかコントロールできない環境下で、「幸せ」と感じる環境を構築するための精神的なタフさは必要不可欠です。

しかし、日本へ帰りたいと願うのは、日本の魅力を知っているからこそのこと。

決して自分を責める必要はありません。

日本だけではなく、海外の良さもわかっているからこそ、帰国すべきか否かを悩んでいるのです。

悲しみに支配されるのではなく、まず今できることは何かを考えてみましょう。

そして、大切な人に相談し、今一番身近な人に正直な気持ちを伝え、話し合ってみてください。

そのときは上手くいかなくても、相談を重ねているうちに、自分の中で答えが出てくるはずです。

国際結婚している方へ。日本へ帰りたい悩みは、溜め込まずに共有しよう

国際結婚している方で多い、日本帰国の悩みの事例を紹介しました。

日本へ帰りたい悩みを抱えている人は、意外なほど多くいます。

共有できる悩みもたくさんあり、解決策を導き出した人もたくさん。

ひとりで抱えるのではなく、相談することが大切です。

もしどうしても一時帰国したいときは、ぜひイチイへご相談ください。

短期間から滞在できる、家具付き物件のご紹介が可能です。

海外生活が長いスタッフから、海外在住現スタッフ、外国人スタッフもいます。

日本人・外国人としての現地生活での悩みを共有しながら、生活の基盤づくりを一緒に考えていきましょう。

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