ネパールと日本での就活の違い(外国人雇用豆知識)

ネパールといえば、ヒマラヤ山脈、世界最高峰のエベレスト(ネパール語名サガルマータ)を思い浮かべる人は多いと思う。このヒマラヤ山脈がなければ、中国も日本も完全に砂漠地帯になっていたことはよく知られている。日本に四季をもたらせてくれるのもヒマラヤ山脈のおかげである。この地から昨年度日本へ留学してきた人は、24,331人いる。国別留学生数では、第1位中国114,950人、第2位ベトナム72,354人、そして第3位がネパールの24,331人である。(日本学生支援機構発表2018年5月時点)

ネパールと日本の教育制度

2009年に新教育改革プログラムが制定され、新しい就学年数制度では、基礎教育が1年生~8年生(義務教育)、中等教育が9年生~12年生、高等教育が大学となる。高等教育である大学は、3年~5年(学部によって異なる)、修士課程が1年~2年、博士課程が3年~5年のそれぞれの履修にかかる課程年数が規定されている。日本を含む海外からの支援により教育改革は進められているが、10年を経過しようとしている今でも国内的な事情により、このプログラムは現在進行形である。日本では、初等教育・前期中等教育(義務教育)があり、幼稚園・小学校(6年制)・中学校(3年制)となっている。後期中等教育は、高等学校(3年制)となり高等学校修了までは、ベトナムと同じ12年制を日本でも採り入れている。高等教育は、短期大学、高等専門学校(2年制)・大学(4年制)・修士課程(2年制)・博士課程(前期2年・後期3年)となっている。

ネパールと日本の就学と進路

日本の中等教育修了者の進路は、大学短大への進路53.6%・専修学校への進路23.5%・就職16.7%となっている。ネパールの中等教育修了者の大学進路は、7.3%(日本学生支援機構出典)である。日本の25-64歳人口のうち46%が高等教育いわゆる大学修了者である。これは先進国でもトップクラスであるが、大学進学については、ほとんどの人が高等学校修了後に進学し30代以降で在学する人はほとんどいない。また日本から海外に留学する人は、1%ほどで(OECD平均は2%)大変少ない。ネパールの大学は、1901年から1929年まで首相を務めた[英語名: Chandra Shamsher Jang Bahadur Rana]がネパールで最初に大学を設立した。それがトリブバン大学(Tribhuvan University)で1959年の設立である。ネパールでは、日本の大学経営とは大きく違い、トリブバン大学を含め8大学しかなく、しかし大学キャンパスは全国に638校もあるという驚きの形態である。2017年度の日本における大学数は、780校・学生数2,890,880人、短期大学数は、337校・学生数123,949人となっていて、毎年微弱に増えている。トリブバン大学(Tribhuvan University)は、学生数が150,000人以上も在籍するネパールで最大の総合大学である。

ネパールの就職と留学

ネパールでは、先ずは英語が話せないと大学院へは進めない。大学院の授業は全て英語で行っているからである。また英語が話せないと大卒の就職口はない。英会話は大学卒業までには習得しておかなければならない必須条件である。他の国と同様に、優秀な学生もいれば、裕福な学生もいる。学業をおろそかにする学生もいれば、貧困層の学生もいる。ネパールには、日本のような卒業後の就職活動という習慣はない。専攻する内容により、経営学士(Bachelor in Business Administration)・建築系(Bachelor of Engineering)・ホテル(Hotel Management)・科学系(Bachelor in Science)などはネパール国内や海外でインターンシップに参加することもある。インターンシップ終了後に、そのまま就職する人もいれば、できない人もいる。就学中のインターンシップ参加者は、就活には役立っています。その他の人は、家業を継いだり、パートをする人が多くいます。数年前までは、アメリカ・イギリス・オーストラリアなど欧米へ留学する学生も多くいたが、最近では、日本へ留学する学生が急増している。その要因の一つは、卒業後の就職にある。現在のネパールでは、帰国しても就職できる確率は低く、給料も安いため、自分の将来を安定させるためにも、日本へ留学して良い会社に就職することを望んでいる。

一気に増えたネパール人留学生

日本学生支援機構の発表では、平成30年度(2018年度)外国人留学生在籍状況調査によると2018年5月時点での日本におけるネパール人留学生数は24,331人で、前年度の21,500人と比べて13.2%(2,831人)増加した。ネパール人留学生は、海外から日本への留学生数の8.1%(前年度8.1%)を占めるようになり、国別留学生数で前年度同様、中国(114,950人、構成比38.4%)に次いで第2位がベトナム(72,354人、構成比24.2%)、そして第3位がネパール(24,331人、構成比8.1%)に位置を占めている。また、日本語教育機関(専修学校を除く)では、9,002人(前年度6,650人)へと増加し、ベトナムの32,271人、中国の28,511人、についで留学生国別で第3位になっている。この状況から考えられることは、出稼ぎ留学生が増えたとの評価を受けることになりかねない。

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