インターンシップの面接前に確認!留学生のためのチェックポイント
書類審査が通り、いざ面接!面接は、インターンシップ先に自分を知ってもらう大切なタイミングであり、企業のことを知るチャンスでもあります。面接でどのようなアピールをするかによって今後の印象が大きく変わってくるため、しっかりとした準備が必要です。今回は、面接前に準備するもの・当日に注意すべきことを詳しく解説します。
準備するもの
服装
服装は、スーツが一般的です。色は黒・紺・グレーの中から、派手すぎず清潔感のあるものを選択しましょう。スーツは面接当日までにクリーニングをして、シャツはアイロンをかけてシワがないようにします。また、靴は綺麗な状態のもので、女性はヒールが高すぎないものを履きましょう。
身だしなみ
清潔感を第一にすることが大切です。髪は、男女ともに前髪が目にかからないようセットし、表情がしっかりと見えるようにします。髪が肩につくようだったら黒色のゴムでまとめましょう。ピアスやネックレスなどの装飾品は基本的に外します。香りが強い香水は避け、女性の場合は、派手なメイクは避けてナチュラルメイクを心掛けましょう。
提出書類
面接時に提出する必要がある書類は、事前に提示されます。面接までにしっかりと揃え、不備がないように準備をしましょう。また、事前に送る書類がある場合もあります。その際は、提出期限ギリギリではなく余裕をもって送るようにしましょう。
面接シミュレーション
面接シミュレーション
面接までに、面接時に質問される可能性が高い内容を想定して、スムーズな受け答えができるように準備をしましょう。
面接時によく質問される内容
- 留学した理由
- インターンシップをしたい理由
- どうしてこの会社を選んだのか
- 自分のスキル(語学力・技術力)
- インターンシップ時に発揮できるスキル
- 自分の強み
- インターンシップ後のビジョン
- 他にインターンシップを希望している企業があるかどうか
質問の受け答えは、まず紙に書き出して、簡潔に相手に伝わる文章を作ります。そして、実際に誰かに模擬面接をしてもらったり鏡の前で表情を見ながら練習すると、より実践向けの練習をすることができるでしょう。
前日の確認
時間・場所
面接の時間と場所を、事前に確認しておきます。日本では、時間を厳守するのがマナーです。第一印象を良くして信頼度を上げるためにも、日時の間違いがないようにしっかりと準備することが大切です。また、インターンシップ先までの駅からの道順を確認して、当日スムーズに到着できるようにマップを見ておくと良いでしょう。マップをプリントアウトしていくと便利です。
交通手段
インターンシップ先の企業までどのようなルートで行くのか、交通手段を事前に調べておきましょう。どの電車を利用するのか、駅から徒歩何分なのかを調べ、面接場所に余裕をもって到着することができるように準備をします。また、遅延などのトラブルがあった場合を想定して、いくつかのルートを調べておきましょう。
持ち物
面接時は、指定された書類の他に筆記用具を持って行きましょう。筆記用具はシンプルなデザインのものを選択し、いつでもメモが取れるようにしておきます。前日までに必要なものを鞄に入れ、忘れ物がないように準備をしましょう。前日に鞄の準備を済ませておくと、朝安心して出発することができます。また、女性の場合はストッキングが破けてしまうことを想定して、予備を持っていくと安心です。
当日注意すること
当日の流れ
面接会場へ到着
面接会場には、10分前までには到着しておきましょう。駅から迷うことを想定して、早めに行き場所を確認しておくと安心です。
チェックポイント
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- 鏡を見て、身だしなみの最終確認をする
企業の建物に入る前に、鏡を見て身だしなみが整っているか最後のチェックをしましょう。髪は綺麗に整っているか・スーツは乱れていないかを確認します。 - 携帯電話はマナーモードにする・電源を切る
面接時に携帯電話の音やバイブレーションが鳴ることがないよう、設定をマナーモードに変えておきましょう。 - コートは受付の前に脱いでおく
コートを着用している場合は、受付する前に脱いでおくことがマナーです。綺麗にたたみ、腕にかけてから受付へ向かいましょう。
- 鏡を見て、身だしなみの最終確認をする
受付
面接会場に到着したら、受付を済ませます。早く到着しすぎるとインターンシップ先の迷惑になるため、5分から10分前を目安に受付場所へ向かうようにしましょう。
控え室でのマナー
受付を済ませた後、多くの場合は控え室や椅子などに案内されます。座って待つように指示された際は、「失礼します」と一言言ってから着席し、姿勢良く静かに待ちましょう。
面接部屋へ入室
面接をする部屋へ入室する際は、「ノックを3回」して中にいる面接官の指示を待ちます。「どうぞ」と聞こえたら「失礼いたします」と言い、丁寧にドアを開けて入室しましょう。ドアを閉めた後、面接官を見てもう一度「失礼いたします」と言い、椅子の横まで歩きます。椅子の横で、自分の名前・学校名を伝え、「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶をした後、一礼をしましょう。
チェックポイント
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- 椅子の横に立つ時は、椅子の左側に立つ
入室したら、面接官の前に用意されている椅子の左横に立ちます。 - 「おかけください」と言われてから座る
椅子にはすぐに座らず、面接官から「おかけください」と言われたら「失礼いたします」と言い、椅子に座りましょう。 - 手は膝の上に、足は組まないように
椅子に座ったら、手は膝の上におきます。足を開きすぎたり、足を組んだりしないように気をつけましょう。
- 椅子の横に立つ時は、椅子の左側に立つ
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面接部屋から退出
面接が終わったら「本日はありがとうございました」と伝えましょう。部屋から退出する際は、ドアを開ける前にも面接官の方を向き「失礼いたします」と言い、一礼をしてから静かにドアを閉めるようにしましょう。
面接時のマナー
面接は、インターンシップ先に自分がどのような人物なのか・何ができるのかを伝えるためにとても大切なステップです。さらに、インターネット上ではわからない企業の生の姿を見ることができるチャンスです。納得のいく面接ができるよう、しっかりと事前準備を行ってから当日へ臨みましょう。