10月30日(水)、ディズニーアンバサダーホテル2階『ドリームⅠⅡ』で、留学生交流クラブの交流会が盛大に行われました。今回をもって留学生交流クラブの14期交流会全4回が無事に終了しました。現在の14期会長は株式会社高品ハウジングの代表取締役・山中 操氏です。
14期最後の交流会に筆者も出席しました。今回はその様子と、山中氏による留学生支援に関する国際交流の取り組みについてご紹介いたします。
日本での学びと成長を支える —留学生交流クラブ奨学金制度
留学生交流クラブは、1994年に株式会社アミックス 代表取締役社長 末永 照雄氏が発起人として設立されたボランティア団体です。主に留学生に奨学金を支給する活動を行い、2年間を1期としています。
毎年2回開催される「奨学金授与式」と「交流会」では、留学生が日本への親しみを深め、学業への励みに繋がる場を提供しています。スポンサーの方々と留学生がさまざまな形でコミュニケーションを取っています。
第14期(2023年4月〜2025年3月)には、19名の留学生が奨学金生として選ばれました。
山中 操氏の留学生支援―留学生交流クラブでの功績
山中 操(やまなか みさお)
株式会社高品ハウジング代表取締役、第74代・千葉県議会議長、第14期留学生交流クラブ会長
千葉県を拠点に不動産業を営む一方、地域社会における支援活動にも積極的に取り組み国際交流活動に寄与。令和6年春の叙勲にて旭日大綬章を受章。また、政府・公的機関と連携した婚活支援「ジュノール」のジュノール千葉の代表理事として結婚を希望する独身者に出会いの場を提供している。
山中氏は「留学生交流クラブ」の14期の会長として、多様な文化を持つ留学生と地域住民との交流を促進する活動に力を注いでいます。定期的なイベントやワークショップを通じて、留学生が日本文化を体験し、地域社会に溶け込む機会を提供しています。彼の支援によって留学生と地域の日本人学生や住民との文化交流・友好関係の構築が進んでいます。国際的な理解と友好を深めるために大きく貢献しており、高く評価されています。今後は、留学生のニーズに応じた新たなプログラムや支援策を模索し、さらなる国際交流を促進する計画が期待されています。
ちばコアラ奨学金
ちばコアラ奨学金は、株式会社高品ハウジングがスポンサーとなっている奨学金制度です。これまでに多くの国々から集まっており、特に中国・韓国・東南アジアからの留学生が多く見られます。受賞者たちは、それぞれの道を歩みながら、奨学金の支援を受けて活躍しています。
第14期には3名の留学生が選ばれ、楽しい思い出がたくさん生まれました。受賞式では、各受賞者がステージに登壇し、表彰状と奨学金が手渡されました。受賞者たちはそれぞれ感謝の言葉を述べ、自らの夢や目標についても語りました。
留学生からの感謝のメッセージ
ちばコアラ奨学金を受賞した14期留学生からの感謝の言葉をいただきましたので、ご紹介いたします。
お忙しい中、お時間を割いていただき、ありがとうございました。直接お会いできたことをとても嬉しく思っています。このような機会をいただけたことに心から感謝しています。異国での留学生活は時に挑戦的なものですが、皆様との交流を通じて、日本での生活が一層豊かでかけがえのないものになっていると感じています。今回の経験は、私にとって一期一会の貴重な出会いであり、将来振り返ったときにきっと素晴らしい思い出になることでしょう。このような機会を提供していただき、深く感謝申し上げます。
夏祭りにお誘いいただき、公園での行事に参加しました。猛暑の中、山中様をはじめ皆様がお祭りに向けて尽力されている姿にとても感動いたしました。また、2023年度の忘年会にもご招待いただき、千葉コアラ奨学金の受賞者3名で参加しました。高品ハウジングの社員の皆様と談笑しながら美味しい食事を楽しみ、交流を深めることができました。お年玉のイベントも大変楽しかったです。さらに、サッカーの観戦チケットまでいただき、国立競技場で試合を楽しませていただきました。このような素晴らしい機会をいただき、心より感謝申し上げます。
奨学金受賞者たちの歩み—日本と母国をつなぐ架け橋
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- 日本での就職
多くの受賞者は、日本での就職を選び、現地の企業や研究機関で重要な役割を果たしています。彼らは日本の社会や経済に貢献するとともに、異文化間の架け橋としての役割も担っています。
- 母国での活躍
帰国後に母国でキャリアを築く受賞者も多くいます。彼らは日本で得た知識や経験を活かし、特に技術や経済分野でリーダーシップを発揮しながら、母国の発展に寄与しています。
- 日本での学業継続
さらに、日本の大学や大学院で学業を続ける受賞者もおり、研究や学問の追求を通じて日本の学術界に貢献しています。将来的には、学問や研究分野での活躍が大いに期待されています。
現会長から次期会長へバトンタッチ
交流会では、事前にスポンサー会議を開催し、全員一致で第15期会長に株式会社アートアベニュー 代表取締役 藤澤 雅義氏を推薦し、見事当選されました。会長の山中氏から新会長の藤澤氏へのバトンタッチが無事に行われました。
来年は新たな気持ちで新会長のもと、留学生交流クラブがさらに発展していくことをお祈りしています。
まとめ
奨学金は受賞者に経済的支援を超え、グローバルな活躍の基盤を提供します。彼らは日本での就職や学業継続、母国でのキャリア構築など多様な分野で活躍し、その成果は地域社会や国際関係の深化に寄与しています。
留学生支援活動や国際交流プログラムを通じて異文化理解を促進し、国際的な友好関係の構築にも貢献しています。楽しいイベントを通じて、参加者同士の絆が深まり、国際的な理解と友好を促進する貴重な時間となりました。今後もこのような交流の場が継続されることが大いに期待します。
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■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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