スマートフォン向けIP無線アプリ「Buddycom(バディコム)」は、IP無線機・トランシーバー・インカムの代用として、様々な現場で利用されています。
2020年7月17日のリリースで、Buddycomの翻訳機能のクオリティがアップしたことが話題になりました。
これにより、外国人労働者との「言葉の壁」をなくし、より円滑なコミュニケーションをとることができると期待されています。
この記事では、Buddycomの翻訳機能がどのようなパワーアップを遂げたのか、詳しく紹介します。
そもそも「Buddycom」とは
「Buddycom」とは、双方向同時に伝達が可能なスマートフォン向けIP無線アプリです。
相手の応答を待つことなく話せるほか、インターネット回線を利用するため通信状況にほぼ制約がないなど、様々なメリットがあります。
鉄道や飛行場、飲食、スーパーなど、公共性の高い事業を中心に、幅広く利用されているところが特徴です。
「Buddycom」のトランシーバー翻訳機能がパワーアップ
これまでのBuddycomのトランシーバー翻訳機能は、Google CloudやMicrosoft Azureの翻訳エンジンを使用していました。
ただ、どうしても翻訳機能に限界があり、スムーズなコミュニケーションが難しいことも。
そこで、ドイツ発の人工知能を活用した翻訳サービス「DeepL」の機能を搭載したのです。
日本語・中国語の翻訳クオリティが高い
DeepLは、ヨーロッパを中心にシェアが広まり、2020年3月に日本語と中国語の翻訳にも対応。
有料版である「DeepL Pro」は、6月16日に日本語版の提供が開始し、話題の翻訳システムとして注目を集めています。
DeepLブログの記事にて、日本語と中国語の翻訳機能に力を入れている内容の記述がありました。
https://www.deepl.com/blog/20200319.html
また、翻訳者に試してもらったところ、「他の翻訳システムよりも、DeepLの性能が良かった」という、評判も公開されています。
DeepLの特徴は「違和感ない翻訳」
DeepLの特徴は、“自然な文脈と適した単語”によって、翻訳されるところです。
現在、ドイツ語・英語・フランス語・イタリア語・日本語・スペイン語・ポルトガル語・ロシア語・中国語・オランダ語・ポーランド語の、11ヶ国語が対応しています。
Buddycomを介して受信した内容は、読み上げ機能によって翻訳され、いつでも再生可能です。
外国人労働者がいる現場で、この翻訳機能を使うことで、伝達ミスやディスコミュニケーションの緩和が期待できるでしょう。
まとめ
Buddycomは、DeepLの技術を取り入れたことにより、翻訳機能が大幅にアップデートされました。
今後、東南アジア方面の言語にも対応していくことが予想されます。
ぜひ、外国人労働者を雇っている企業は、この機会にBuddycomを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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