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2024年（令和6年）5月27日より、海外転出してもマイナンバーカードの継続利用ができるようになりました。

海外在住のビジネスマン・留学生をはじめ海外暮らしをする方にとって、手続きなどの利便性がアップする嬉しい制度変更です。

そこで今回は、海外転出者のマイナンバーカードについて、これまでとの違い・今回の制度変更の内容・継続利用のための手続きをまとめました。

海外転出時のマイナンバーカード「失効・返納なし、継続利用が可能に」

海外転出時のマイナンバーカードで変わった点は以下です。

• これまで：海外転出をするとマイナンバーカード失効＋返納
• これから：2024年5月27日より海外転出後もマイナンバーカード利用可能＋海外でのマイナンバーカード発行もできるように

これまでは、海外転出（国外転出届）を出すとマイナンバーカードは失効（廃止）となり返納、本帰国後にマイナンバーカード申請へ行くという流れでした。

マイナンバーは1人につき1つなので番号自体は変わらないものの、手続きが必要であり、同じカードを使い続けられなかったのです。

しかし今回の制度アップデートにより、海外転出・本帰国に関わらず、同一のマイナンバーカードを使い続けられるようになりました。

継続利用をするためには、海外転出の際に役所で手続きをする必要があり、マイナンバーカードには国外転出日が記載されます。

海外転出してもマイナンバーカードを継続利用、必要な手続き・条件とは？

海外転出をしてもマイナンバーカードを継続利用できる対象者としての条件は以下です。

海外でもマイナンバーカードを継続して利用するためには、役所で申請用紙を提出・カードに情報を追記・更新してもらい、その後に電子証明書の更新をしてもらう必要があります。

この手続きをしないと、以前同様マイナンバーカードは失効となりますのでご注意ください。

マイナンバーカードが海外からも発行可能に、手続き方法は？

継続利用とあわせて、海外でもマイナンバーカード発行・受け取りができるようになりました。

海外の在外公館にて申請可能、日本では本籍地・一時滞在先からでも申請できるようになりました。

ただし、対面での受け取りが必要となるため、受け取り時期・一時帰国期間などとあわせて計画しましょう。

詳細については、地方公共団体情報システム機構「マイナンバーカード総合サイト」の以下ページを確認ください。

海外生活、制度を活用して便利に・もっと暮らしやすく

今回は、海外生活をする日本人にとって利便性アップにつながる「マイナンバーカードの制度変更」の最新情報をお届けしました。

今回の制度変更により、海外でもマイナンバーカードを利用して確定申告や各種手続きが可能になり、本帰国後の再発行の手間もなくなりました。

今後も、海外在住者にとって助かるさらなる制度変更を期待します。

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