4月1日から7日まで、銀座で毛智先生の水彩画展が開催されました。彼女の作品は、新たな視点や感動を与え、私たちの心に深い印象を残してくれました。
人生100年時代、私たちは自分の好きなことややりたいことを十分に追求してきたでしょうか?人生において、夢や願いを持ち続けることが重要ですが、それらを実現するためには行動が不可欠です。毛先生の絵画は、夢を追い求める勇気や行動力を私たちに呼び起こします。
毛先生にインタビューをしてきました。ぜひご一読ください。
■プロフィール
名前:毛智(モウチ)
遼寧省大連出身。
大連外国語学院(現・大連外国語大学)日本語学部を卒業後、母校で5年間日本語教師を務める。
1993年に日本に留学、1996年に愛媛大学大学院を修了。
現在は中国語の講師として働きながら、水彩画の創作活動も行っている
人生の喜びを追求しながら、絵画の趣味に挑戦し個展を開催する
毛智氏:私は1993年に日本に来ました。それまでは、大連外国語大学(同時は大連外国語学院)の日本語学部で教師をしていました。1993年に、日本の国費留学生として愛媛大学に入学しました。そこで1年間の研究生活を経て、大学院を修了し、東京に住むことになりました。早いもので、日本に来てもう30年が経過してしまいました。現在は、語学学校で中国語を教えています。
━━━水彩画の展示会は、今回も開催されました。開始時期とその趣旨についてご紹介いただけますでしょうか。
毛智氏:小さい頃から絵が大好きでしたが、自分で本格的な絵を描けるとは思っていませんでしたので、鑑賞することが多かったです。長い間、何となく過ごしていましたが、2013年にある日突然「歳を取ってきたのにまだ大好きなことをやっていない」と気づき、その日のうちに絵画教室に入会しました。そこから正式に絵を学び始め、これで11年目になります。
透明水彩画を学び始めた年の終わりには、初めての個展を開催しました。今思うと、本当に怖いもの知らずでした。それ以来、毎年個展を開催しています。個展を行うのは、自分の画力向上を目指すためだと考えています。もし個展がなければ、ここまで真剣に絵に取り組んでいなかったかもしれません。個展は私にとって期末試験のようなもの。期日までに準備しなければならないというプレッシャーがありますが、そのような状況でも締め切りに向かって頑張ることができます。
水彩画についてご紹介
━━━水彩画について教えてください。特に難しいところはどこでしょうか。
毛智氏:私が描いているのは透明水彩画なので、透明水彩の絵の具を使用していますが、不透明水彩画も存在します。 透明水彩絵の具は透明度が高く、淡い色や明るい色を生み出すことができます。結果として、絵には透明感があり、みずみずしい印象が生まれます。
また、「ぼかし」や「にじみ」などの技法も利用できるため、他の絵の具では表現できない深みや興味深さを表現することができます。 透明水彩画は油絵とは描き方が異なります。濃い色の上に淡い色を塗っても、下の色が透けて見えてしまいます。そのため、白い物や色の薄い物を描くのではなく、周囲の色の濃い物を描くことで白や淡い色の物を目立たせます。また、やり直しがほとんどできないため描く際には神経を使います。これが難しい部分でもあり、面白い部分でもあります。その緊張感も魅力の一つかもしれません(笑)。
長続きの秘訣は「好きなことへの挑戦」
━━━ここまで続けてこられた秘訣はありますか。
毛智氏:いつの間にか11年があっという間に過ぎていました。自分が頑張ったという感覚は全くありません。ラッキーという感じです。何事もそうですが、好きではないことは続けられません。今までの全てに感謝しかありません。
全ての芸術には、終わりがない
━━━今後の発展について教えていただけますか?また、読者の方々に向けて何かアドバイスがありますか。
毛智氏:絵に限らず、全ての芸術に言えるのは、終わりがないということです。生きている限り、好きな絵を描き続けたいです。絵はダンスやポエムなどの他の芸術と同様、一つの表現です。私は物を見て、感じた何かを描きたいだけです。
楽しく描いていますので、見てくれた方にもその気持ちが伝わったら、とても嬉しいです。 アドバイスではありませんが、もし何か興味があってやりたいなぁと思うことがありましたら、今すぐに始めましょう。新しい世界が広まり、生活が楽しくなりますよ!
まとめ
この展示会を通じて、私たちは毛先生の素晴らしい世界に触れ、彼女の作品から得られる多くの教訓や魅力に触れることができました。
毛先生の展示会は終わりますが、夢や願いに向かって進む旅はまだ終わりません。やりたいことがあれば、今すぐに行動に移しましょう。
人生100年時代において、それぞれの夢を達成するためには、良い刺激を受け合い、その素晴らしい体験をぜひ共有しましょう。
これからもますますのご活躍を期待しております。この度は本当にありがとうございました。
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■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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