【日本に住んでいる外国人の老後生活】外国籍の人は老人ホームに入れますか?

現在日本で長期生活をする外国人は多く、その数が過去最多になっています。
老いは誰にでも平等に訪れます。若いころに夢をみて、日本に来た外国人もいろいろな事情で長期滞在になりましたが、現在老後の問題に直面しています。
当サイトでは数回に分けて、特に中国人の実際の生活、介護問題などについて調べ、問題点を提示していきます。その解決に少しでも参考になれば幸いです。

日本に長期滞在の外国人は、老人ホームに入れるの?


老人ホームへの入居を希望する長期滞在外国人は、老人ホームに入ることは問題ありません。基本的に老人ホームへの入居手続きとしては、希望する老人ホームに申し込みをし、必要書類の準備や体験入居を経て、正式に契約を締結する流れになります。

外国籍の人が日本で老人ホームを探す際の注意点!

①医療保険料・介護保険料を納めれば、外国人も介護サービスを受けられる

適切な手続きに則り、「3か月を超えて在留する40歳以上の外国人(中長期在留者等)」は介護保険の被保険者となります。(以前は、1年以上滞在、外国人登録をした適法滞在者が被保険者)。
この条件に当てはまれば、日本人と同様の介護保険制度のサービスを受けることができるとともに、日本人と同様に介護保険料を納めなければなりません。
参照:厚生労働省「介護保険制度の被保険者となる外国人住民の取扱いに関するQ&Aについて」より
また、外国人登録をして日本国内に居住する外国人は、医療保険料・介護保険料を支払えば、日本人と同様のサービスを利用することができます。

②外国人が日本の老人ホームに入居するときの手順!

ホームごとに手続きに違いがあるので、まずは入居を希望する老人ホームに直接手続きの流れを確認しましょう。
ホームの見学や体験入居など実際にホームに足を運んで入居後の生活イメージをつかむこと、また入居契約書や重要事項説明書等を確認し、費用面やサービス面の詳細をしっかり把握することが主なポイントとなります。
自治体によって個別の対応がされている場合もあるので、自治体の介護保険課等に確認が必要です。

③外国人が入居する際に気をつけるポイントとは?

・入居者とスタッフのコミュニケーション
老人ホームのスタッフと外国人入居者との間で言葉の微妙なニュアンスをどこまで理解できているかが問題です。サービス内容を十分理解しているのか、お互いに言葉の意味を誤解して行動していないかが大事です。入居者の国籍に関わらず、ホームのスタッフが対人コミュニケーションスキルを高めることも必要です。

・文化や生活習慣の違い
入居者の今までの生活環境はそれぞれ異なります。そのため、個々の価値観も千差万別です。外国人は、文化や慣習に違いがあります。「郷に入れば郷に従う」という諺もありますが、日本式の生活習慣をどこまで受け入れられるか、どこまで分かろうとするか、が重要になってきます。

・入居前からのコミュニケーション
事前にホームへ足を運んで、入居相談をし、自分の生い立ち、これまでの生活スタイル、そして自分がどういったことに興味を持っているのか、といった情報についてあらかじめ説明することも必要です。
こうした入居前からのコミュニケーションが、実際に入居してからの円滑なやりとりに効果を発揮することになります。
例えば、自分の馴染みのある遊びを取り入れてもらうことや、自分の好みに合う食事を検討してもらうなど、これまでの生活に近い暮らしができるかどうかを入居前に相談してみましょう。

まとめ


入居者の国籍によって、老人ホーム内で行われるサービス内容が異なることはありません。また、多少の手続き上の違いはありますが、入居にあたっての流れもほぼ同じと考えられます。ただし、入居してからどのように過ごしていくかが重要になります。
ホームの職員や他の入居者とのコミュニケーションをいかに円滑にとることができるかがポイントなります。そのためには、入居前からホーム担当者と密に連絡をとり、入居にあたっての不安材料を解消していく必要があります。
過度に意識せず、しかし着実に準備を進めるとよいでしょう!

【参考】
介護保険制度の被保険者となる外国人住民の取扱いに関するQ&A について(介護保険最新情報vol.495)
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