入国審査・税関申告の二次元コード統一＆新端末で顔認証スタート（Visit Japan Web）
2024年1月25日（午前3時）より、日本入国手続オンラインサービス「Visit Japan Web」のシステムが変更されました。
今回の変更点としては、入国審査と税関申告の二次元コードの統一。
1月31日15時からは、羽田第二ターミナルにてキオスク端末での入国審査・税関の顔認証通過実験がスタートします。
入国手続き短縮・利便性向上など、外国人観光客が増える中での混雑緩和につながる変更です。
詳しい内容をみていきましょう。
システム変更の内容は？入国手続オンラインサービス「Visit Japan Web」
入国手続オンラインサービス「Visit Japan Web」とは、日本入国時の入国審査・税関申告に活用するサービスのこと。
海外旅行帰りの人・日本帰国の方などが、オンライン上であらかじめ手続きをして、入国審査・税関申告のスムーズな通過をサポートします。
システム変更前と変更後のポイントは以下です。
変更後：ひとつの二次元コードで両方の手続きが可能に
旅行者などの外国人は「外国人入国記録」「携帯品・別送品申告」の2つのメニューがありましたが、今回のシステム変更により「入国審査及び税関申告」のみのメニューとなりました。
注意：システム変更前にVisit Japan Webで申告した帰国者
システム変更前である1月25日午前3時以前に、Visit Japan Webでの申告をした日本帰国者は、発行されたQRコードが無効となっています。
そのため、システム変更後に日本入国をする方は、システム変更がされた状態でのVisit Japan Webにアクセスし申告・QRコードを受け取る必要があります。
日本人は新システムでの登録が必要なだけではありますが、外国人にとっては入国手続・税関申告が1つのQRコードとなったため、入国審査の利便性がアップしました。
1月31日15時～羽田第二ターミナルのキオスク端末での入国審査・税関の顔認証実験
羽田第二ターミナルに設置された共同キオスクにて、今回の変更点を踏まえた実証実験がスタート。
キオスク端末で、顔認証による入国審査・税関審査を実験します。
羽田第二ターミナルでの実験をきっかけに、日本各所での実験を検討しているようです。
日本入国時の手続き時間が短縮され、旅行者はもちろん一時帰国・本帰国者にとって嬉しい結果となると良いですね。
（豆知識）日本国籍ではないパートナーとの帰国を検討されている方
今回のVisit Japan Webシステム変更・共同キオスク端末により、外国人の手続きがスムーズになりました。
入国審査場では、パスポートのチェックのみとなり、税関通過時は顔認証通過となります。（ただし実験開始する1月31日～羽田第二ターミナルのみ）
日本人もキオスク端末は利用できるそうですが、日本人の場合は入国自動化ゲートがあるため、実験にて導入されるキオスク端末を使う必要はなさそうです。
一時帰国・本帰国時の際は、最新情報をチェックしよう
入国手続オンラインサービスVisit Japan Webのシステムが変更の内容を紹介しました。
正直なところ日本人であれば、入国審査は既存の入国自動化ゲート・税関申告時はVisit Japan Web事前登録で税関自動ゲート通過で対応可能です。
ただ、今回実験的に導入されるキオスク端末を使えば、入国・税関の手続きが1度で済ませることができます。
全国的に運用開始が叶えば、外国人観光客の入国審査時間が軽減されるという嬉しい結果につながるでしょう。
空港の混雑も緩和され、日本人・旅行者・スタッフともに快適になると良いですね。
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