5月28日(日曜日)の12時から16時まで、東京渋谷の109前において、恒例の第26回「渋谷・鹿児島おはら祭」による踊りのパレードが開催されます。
警視庁、東京消防庁などの協力のもと、交通規制(車両通行止)が行われ、安心してご覧いただけます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【おはら本祭り 踊りパレードご案内】
【開催時間】:5月28日(日曜日)12:00~16:10
【開催場所】:道玄坂・文化村通り
【タイムスケジュール】
5月28日(日)
12:00
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交通規制
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12:50
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踊り連整列
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13:00
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開会式 音楽隊
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13:20
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[第1部]踊りパレード開始(審査対象:渋谷音頭、おはら節)
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14:25
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[第2部]アトラクション 若者の踊り(TOKYOオハラ、チェスト!おはら)
太鼓演奏
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14:55
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[第3部]踊りパレード開始(おはら節、ハンヤ節、渋谷音頭、TOKYOおはら)
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15:55
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表彰式
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16:10
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終了宣言
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【道玄坂・文化村通り 踊りパレードスタート地点】
【渋谷・鹿児島おはら祭とは? 】
渋谷区と交流のある鹿児島市と一緒に開催されるお祭りです。
この祭りは、渋谷区と鹿児島市がこれまでも様々な歴史的なつながりがあることから、文化交流の一環として開催されます。
毎回、おはら節や渋谷音頭に合わせて、約50の団体がパレードを行います。
―おはら祭(おはらまつり 英: Ohara Festival)は
鹿児島県鹿児島市で例年11月2日・3日にわたって行われる祭り。鹿児島市の秋の風物詩とされている。
また、鹿児島県においても「鹿児島三大まつり」の一つとされる。高見馬場交差点からいづろ交差点を通り桟橋通りまで、約2万人程度の踊り連が連なり、「鹿児島おはら節」「鹿児島ハンヤ節」「渋谷音頭」などが踊られる。総踊りだけでなく、さまざまな催しが行われる。祭りは本祭りの前夜に行われる夜祭りと本祭りがある。
―渋谷・鹿児島『おはら本まつり』
『おはら本まつり』では、約2,000名の踊り手が51の踊り連に分かれて「おはら節」「ハンヤ節」「渋谷音頭」「TOKYOおはら」の4曲に合わせ、渋谷の道玄坂通りと文化村通りで「踊りパレード」を実施します。 また、東郷神社にて、薩摩に伝わり多くの薩摩藩士が学んだ剣術「薬丸野太刀自顕流」の迫力ある演武を奉納します。
本家・鹿児島おはら祭の由来
「おはら祭」の名前の由来は、鹿児島の代表的民謡「おはら節」です。
この民謡が生まれた一節として、江戸時代の初めに、日向国・安久(現・宮崎県都城市)の武士が陣中で唄った唄を、鹿児島の原良(はらら)の武士が帰国後、歌詞を作って歌い始め、それが鹿児島一円に広がるにつれ、原良に「お(小)」が付いて「小原良(オハラ)節」と呼ばれるようになりました。
この「おはら祭」は、昭和24年に「鹿児島市政60周年」を記念して始まり、鹿児島市とともに発展を遂げ、鹿児島の秋の風物詩として定着しました。総勢2万人を超える踊り手が、郷土民謡「おはら節」や「鹿児島ハンヤ節」、そして近年では渋谷・鹿児島おはら祭で踊られている「渋谷音頭」の曲に合わせて、南九州随一の繁華街「天文館」一帯を練り踊る様子は圧巻であり、鹿児島の人々の情熱や温かさ・優しさを肌で感じる場面に数多く出会います。
なぜ渋谷でおはら?
渋谷と鹿児島は古くから深い結びつきがあります。
渋谷一族、薩摩に入国
渋谷一帯を所領する相模国の豪族・渋谷氏は、源頼朝が鎌倉幕府を開いた後、源平合戦の功により、はるか薩摩の地、今の薩摩川内市あたりに所領を得て一族をあげて移住しました。薩摩での渋谷家は五家に分かれ、土地の名を取り入来院氏、祁答院氏、東郷氏、高城氏、鶴田氏を名乗りました。この東郷家から700年後に出たのが東郷平八郎です。
金王八幡宮
金王八幡宮は、渋谷一帯を所領していた豪族渋谷氏の祖・河崎基家によって、寛治6年(1094年)に創建されました。その子・重家のときに渋谷の姓を賜り、これが今日の渋谷の地名の起源とされています。元は渋谷八幡宮と称されていましたが、後に重家の子・金王丸の名声にちなんで金王八幡宮と称されるようになりました。
東郷神社
東郷神社のご神体は、日露戦争の日本海大海戦で大勝利をおさめた連合艦隊司令長官「東郷平八郎」元帥(1847~1934)です。東郷元帥は鹿児島生まれました。没後には、祖先の地・渋谷に神社が建てられました。
薩摩藩渋谷藩邸
渋谷区広尾(現・國學院大学キャンパス)に薩摩藩渋谷藩邸がありました。三田・高輪にあった江戸の薩摩藩邸は海の近くで、黒船の来航による砲撃の危険から、島津斉彬は内陸部に新しく屋敷を求めました。篤姫は、ここから江戸城へ輿入れしました。
忠犬ハチ公
帝展彫刻審査員で鹿児島出身の安藤照は渋谷の住人で、大のイヌ好きでした。昭和9年(1934年)に忠犬ハチ公の銅像を造りました。鹿児島市城山の西郷隆盛像は、安藤照によって昭和12年(1937年)に建立されました。なお、現在の渋谷のハチ公像は、照の子息の安藤士(あんどう・たけし)氏の作品(昭和23年:1948年)です。
西郷橋・西郷山公園
渋谷区と目黒区の境、旧山手通りに、明治の初めに西郷隆盛・従道が渡った西郷橋があります。現在、隣接した西郷邸跡は、西郷山公園(目黒区)となっています。120有余年にもわたって、橋の名前に人名が残っているのはきわめて少ない例です。
【運営について】
【主催】
渋谷・鹿児島おはら祭実行委員会
【所在地】
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町27-3 星ビル202号
TEL:03-6712-7501
FAX:03-6712-7502
E-mail:jimukyoku@shibuyadeohara.jp
【構成団体】
渋谷区
鹿児島市
渋谷区商店会連合会中央ブロック
NPO法人渋谷・鹿児島文化等交流促進協議会
【後援】
鹿児島県
東京商工会議所 渋谷支部
鹿児島商工会議所
一般社団法人 渋谷区観光協会
公益社団法人 三州倶楽部
関東鹿児島県人会連合会
鹿児島市関東交友会
【同時開催イベントのご案内】
さつまの物産展:
1. 5月27日(土曜日)10時~17時 ユニクロ渋谷道玄坂店前
2. 5月28日(日曜日)10時~17時 ユニクロ渋谷道玄坂店前
鹿児島焼酎&ミュージックフェス in 渋谷:
1. 5月27日(土曜日)13時~21時 東京カルチャーカルチャー
2. 5月28日(日曜日)12時~21時 東京カルチャーカルチャー
渋谷・鹿児島観光案内:
1. 5月27日(土曜日)10時~17時 ユニクロ渋谷道玄坂店前
2. 5月28日(日曜日)10時~17時 ユニクロ渋谷道玄坂店前
事務局移転のお知らせ
2022年6月1日(水)より、渋谷・鹿児島おはら祭実行委員会 事務局は、下記に移転いたしました。
[新住所]〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町27-3 星ビル202号
[新TEL]03-6712-7501
[新FAX]03-6712-7502
詳しくは、渋谷・鹿児島おはら祭実行委員会ホームページ(外部サイト)をご覧になってください。
ご観覧の皆様、新型コロナウイルスを吹き飛ばし、渋谷の街で楽しく踊りを観覧し、祭りを盛り上げましょう!
【参考資料】
・渋谷・鹿児島おはら祭実行委員会ホームページ
・NPO法人 渋谷・鹿児島文化等交流促進協議会 永田 哲二理事ご提供資料
・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
・鹿児島市観光サイト「よかとこかごんまナビ」
■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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