【日本と中国ではどう変わる?】日中の就活事情と就活の違いについて

4月に入り、黒いリクルートスーツを身にまとった就活生を多く見かけるようになりましたね。

春先に「黒色のスーツを着た若者=就活生」と判断できるのは、まさに日本ならでは。このように時期や服装から想像的できるのは日本だけではありません。中国に日本同様の就活の特徴が見られます。

そこで今回は、文化や距離が近い日本と中国を比べて、両者の就活にどのような違いがあるかを比較したいと思います。

日本と中国の就活時期、どう違う?

日本の就職活動、は2020年度まで3月に情報解禁、6月に面接開始という一斉スタート式でした。しかし近年では、経団連の就活ルールが廃止されたことによって日本の就活は早期化・長期化しています。これまでは大学3年生(大学院1年生)の夏から徐々に会社説明会やインターンシップに参加し始めるのが一般的でした。しかし、大学1・2年の時点で長期インターンシップに参加したり、大学1・2年生向けの説明会を開催する企業も実際は増えています。

一方中国では、日本と年度が半年違うこともあり、就活の時期は大学3年生の9月前後が主流となっています。最近では日本と同じくインターンに行く学生も多く、インターンからの本採用を狙って3年生からインターンを始める学生も増えてきています。

日本と中国で異なる就職活動の服装

日本の就活生といえば黒のスーツ。実はこれ、日本ならではの文化であることをご存知でしょうか? 日本のリクルートスーツの色が黒色メインとなっていった背景は90年代のバブル崩壊とされ、内定を得るために服装は無難なものを選ぶ志向があります。これは就職活動以外にも着回しがきくことなどの理由があるそうです。

しかし、近年では少しずつ就職活動の服装に変化が現れているようです。あえて「服装自由」等のスーツ以外の指定をする企業が日本では増えてきています。これは、TPO(Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面))をの理解度を確認するためだったり、就活生の利便性・自然な面接を促してリラックス効果を期待していたりするためだといいます。

対する中国は、最近では私服から就活時にスーツを着用する人が増えてきています。しかし、形や色は日本のリクルートスーツほどかっちりしていません。

日本と中国の求人方法はどう違う?

日本も中国も、就活情報サイト(招牌网)を通じてエントリーする方法が主流です。

日本の代表的な就活情報サイトといえば企業掲載数・学生登録数共に業界トップの「マイナビ」。そのほかにも、「リクナビ」「キャリタス就活」などがあります。各サイトでは求人情報だけでなく、業界研究や履歴書の書き方や面接対策も紹介しています。

中国では「智联招聘」「前程无忧」「猎聘」などがあります。

その他、両国共通の求人方法として、大学での合同就職説明会(校園招聘)や教授からの紹介、就活エージェントの利用、インターン等に参加した流れでの就職、知人や先輩等からの紹介などさまざまあります。

採用で重視することは?

日本の採用における特徴として「新卒の一括採用」が挙げられます。

新卒採用主義である理由は、企業にとって「就職の経験がない新卒者は社風に馴染みやすい」「一斉に教育ができる」「社内の活性化」などの利点があるからです。

時期においても、ほとんどの企業が4月入社といった一括採用を行っています。また、学歴や実力も求めているため、人格から見られる「ポテンシャル」に重きを置いていることも特徴です。

一方中国は日本以上に学歴社会であるため、一定レベル以上の学歴がないと有名な企業に入るのは難しいとされています。

また日本と異なる大きな点としては、先述したポテンシャル採用ではなく、学力に重きを置いた採用となっているところです。

中国の学生は在学中の留学、インターンや学内サークルでの活動をアピールすることで良い職場に就職できるため、学内でも多くの活動に積極的かつ真剣に取り組んでいます。

両者の大きな違いは、大学院進学者の就職状況です。ポテンシャル採用が影響してか、日本では大学院に進学すると返って就職が難しいと言われる反面、実力主義の中国では修士号取得者の方がより良い就職先が見つかります。この点は大きな日中両国の差異と言えるでしょう。

日本と中国、人気の業界は違うの?

就活情報サイト「マイナビ」の2023年卒大学生業界イメージ調査によると、日本において志望度が高い業界1位がソフトウェア・情報処理・ネット関連、2位が食品・農林・水産、3位が官公庁・公社・団体という結果に。

DXの導入・推進により、IT人材の需要が高まっているほか、農業業界では、農業とテクノロジーを組み合わせた「アグリテック」の需要が高まっているため、市場価値や将来性を意識している学生も多いと考えられます。

中国では銀行や建設系などは相変わらず人気が高く、公務員志向も一定数います。「智联招聘」の調査によると、約4割の学生が国有企業への就職を希望しているとのこと。安定性がより高い中央企業が人気となっています。

一方、996(朝9時から夜9時まで、週に6日間働く意味)などの言葉が流行したIT業界も、高待遇のため依然として人気が高いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日本と中国の就活において、共通点や相違点がさまざまありましたね。

両国ともグローバル化が進んでおり、留学や外国人の採用が増えてきているので、今後はさらに国際的な視野、グローバルな就職活動も求められるようにもなっています。

世界を見ると就職の仕方や人材に求めるものには違いがあります。キャリアを考える時、一歩視点を広く見て就職活動を考えてみてもいいかもしれませんね。

今回の記事が参考になりましたら幸いです。

 

参考文献:

https://www.gakujo.ne.jp/oyakatsu/now.html(閲覧日:2023/4/10)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO39179090Q8A221C1000000/(閲覧日:2023/4/14)
https://shukatsu-mirai.com/archives/104120#i-0(閲覧日:2023/4/14)
https://reashu.com/ninkigyoukai-syukatsu/(閲覧日2023/4/14)
https://www.yume-
https://www.why1.net/a/remen/ngwzzpxghsdzlzpwzph.html
https://mp.weixin.qq.com/s/6vbGnypelwUYzE8vJO5bcQ


【日本和中国有何不同?】关于就业状况和就业差异的比较

进入四月,我们开始看到穿着黑色招聘西装的就业生。这种从时间和服装上想象出的情景不仅仅在日本出现,中国也有类似的就业特点。 因此,本次我们想比较文化和距离较近的日本和中国之间的就业差异,以探讨两国就业的共同点和差异。 在日本和中国的就业方面,有许多相同点和不同点。
两个国家都在全球化的进程中,留学和外国人的招聘也越来越多,因此未来还需要更具国际视野和全球化的就业活动。
在全球范围内,求职方式和人才需求也有所不同。在考虑职业生涯时,可能有必要从更广的角度考虑就业活动。

【일본과 중국은 어떻게 다를까?】 일중 취업 상황과 취업의 차이점에 대하여

4월이 되어 검은 리크루트 수트를 입은 취업생들이 많이 보입니다. 이러한 시기나 의상으로부터 상상할 수 있는 것은 일본뿐만이 아닙니다. 중국에서도 일본과 비슷한 취업의 특징이 나타나고 있습니다. 그래서 이번에는 문화나 거리가 가까운 일본과 중국을 비교하여, 두 나라의 취업에 어떤 차이점이 있는지 비교하고자 합니다. 일본과 중국의 취업에서 공통점과 차이점이 다양합니다.
두 나라 모두 글로벌화가 진행되고 있으며, 유학이나 외국인 채용이 증가하고 있어, 앞으로는 더욱 국제적인 시각, 글로벌한 취업 활동이 요구될 것입니다.
세계를 보면 취업 방법이나 인재에 대한 요구 사항이 다릅니다. 경력을 고려할 때, 한 발 뒤로 물러나 시야를 넓혀 취업 활동을 생각해보는 것도 좋을지도 모릅니다.

“What are the differences in job hunting situations and methods between Japan and China?”

As April arrives, you’ll start to see many job-seeking students dressed in black recruitment suits. This is not unique to Japan as China also exhibits similar features in its job hunting culture. Therefore, in this article, we would like to compare and contrast the job hunting cultures of both Japan and China, two countries with close cultural and geographic proximity.
There are various similarities and differences in job hunting between Japan and China. Both countries are becoming more globalized, and with an increase in international students and foreign hires, an international perspective and global job hunting activities are becoming more sought-after.
There are differences in how job hunting and human resources are approached in different parts of the world. When considering one’s career, it may be worth taking a step back and considering job hunting from a broader perspective.

 

 

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