中国伝統的な祝日である旧暦の大晦日・1月21日に東京華僑華人少年「春晩」祝賀会がさいたま市文化会館大ホールにて盛大に開催されました。
このイベントの主催者は、全日本華僑華人社団連合会。共催は少年華僑報、一般社団法人日本華文教育基金会、アジア太平洋観光社です。
冒頭には駐日中国大使館の参事官兼総領事である陈巍(チェン・ウェイ)氏よりお祝いのビデオメッセージが流れました。祝辞では「若者は華僑社会の希望であると同時に未来でもある。在日華僑華人の若者達が華僑社会の希望と未来を受け継いでいくことがとても大事」と述べました。
続けて、全日本華僑華人団体連合会 賀乃和会長から祝福のお言葉をいただきました。「この度の祝賀会は、日本に住んでいる華僑華人の子どもたちのための祝賀会でもあるので、中国の文化を引き継ぎ、華文教育を発展させ、その中で文芸活動を担っていくことは、とても大事である」と強調。また「将来は、中国と日本の子どもたちの間において文化交流と民間交流をしっかり行い、発展させていくことを望んでいる」と述べました。
今年の少年春節祝賀会ではさまざまなプログラムが用意されており、子どもたちの演目がたくさん披露されました。
演目は「梨园迎春戏曲联唱」「书道武韵」、子供の古典舞踊「唐宫夜宴」、民族風ジャズダンス「霍元甲」などなど。子どもたちの合唱「亲爱的旅人」などを含め合計17の演目による素晴らしいプログラムが用意されました。
今回の総合ディレクターである東京華楽坊芸術学校校長 何慧群校長に、この度の演出について伺いました。
主に応募してきた子どもたちの特性に基づいてプログラムを作成したそうです。全部で100名のパフォーマーと20人の編集者が加わり、4か月のリハーサルを経て、このような「活力・温もり・華やかな」をテーマにした演目になったそうです。
2023年東京華僑華人少年「春晩」祝賀会は2019年から始まり、今年で3回目。華僑華人の子どもたちが自分達の祝賀会をもつことによって、芸術をとおして中国伝統文化の認識と知識を深め、文化交流に直接参加することで、日中交流が盛んに発展していくことを期待しています。今後さらに明るい日中民間交流が行われることでしょう。
■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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