【日本に住んでいる外国人の生活】貿易会社勤務の張さんにインタービュー


20代で日本に留学。一人っ子政策で、中国でちやほや育てられた90年代育ちの張さんは、なぜ日本留学を選び、その後日本でどのように生活し、仕事をしているのか。その実体験についてインタビューしました。

■プロフィール
名前:張ヨウ(女性) 1992年生まれ、29歳。
中国・東北地方生まれ。北京で4年制大学を卒業後来日。日本語学校で2年、大学院で2年勉強し、卒業後に日本の貿易会社へ就職、現在に至る。

日本に留学へ


━━━来日したのはいつですか?
日本に来たのは2012年5月でした。ちょうど東日本大震災の直後でしたので、風評被害も多く、周りからは心配する声が多かったです。

━━━来日したきっかけは何でしたか?
中国にいたころはよく日本のアニメを見ていたので、日本はとても親しく感じていました。いつか大きくなったら日本へ行ってみたいと思っていました。たまたま大学を卒業するにあたりどのような職業を選ぶか悩んでいた時、隣の同級生が自分は日本留学を決めたと聞いて、私もハッとその気になってしまい、そうだ前から行きたかった日本なので、私も日本留学をしようと思い立ちました。

一生懸命勉強して進学


━━━日本語はどのように勉強しましたか?
日本に来て最初の2年間は、日本語学校で勉強しました。その後、都内の私立大学の大学院に進学して経営学を学びました。

日本で就職


━━━現在の仕事の内容と感想を聞かせてください。
仕事は貿易関係ですが、中国に生産を依頼して、出来上がった商品をまた日本に輸入する仕事ですが、何もないところから、日本企業の商品の受注を受け、また中国での生産現場、商品を確認し、商品をお客さんのところまで無事届けることができた時は、とても達成感があります。特に、お客さんが満面の笑顔でありがとうございましたと言われた時は、最高に嬉しいです。
物の生産にかかわってから、物を大事にするようになったと思います。例え小さなものであっても、それを生産する過程において、たくさんの人々の手によって、愛情が込められているからだと思います。

仕事で困ったこと

━━━日本で働いていて困ったことはありましたか?
最初日本で働いたときに一番困ったのは、やはり言葉の問題でした。日本語は話せても細かい生活用語までは知らなく、理解するのはとても難しかったです。日本の方は、外国人でも日本語ができるから、話しても全部わかってもらえるだろうと思っていますが、実際日本語は言葉だけではなく、もっとその時の話し手のしぐさとか、言葉のトーン等で微妙に言葉を調整しているので、それが分からずに結構悩みました。

日本で働く在日中国人にアドバイス


━━━日本で働く上で知っておいた方がいいこと、心がけていることがありましたらお教えてください。
外国人は文化が違う国で仕事をしているので、最初は理解されず戸惑いもたくさんあるかと思いますが、ここは勉強だと思い、続けて努力する必要があると思います。自分から進んで周りの同僚に声をかけたり、何かあったら直接聞いたり、気持ちを軽くした方がよいと思います。
━━━これから日本で働こうとしている在留中国人にアドバイスやメッセージをお願いします。
私も働いて数年しかたってないので、これというアドバイスはないですが、あえて言うならば、若いうちに違う文化や仕事を経験してみるのは楽しいことだと思いますし、貴重な経験だと思います。グローバルな社会で生きている私達は、誰もが経験することかもしれません。多文化生活、多様なスタイルの生活、仕事の方法、これで世界はもっと大きな輪になっていくのではないでしょうか。

張さん、貴重な体験話を聞かせてくださりありがとうございました。今後はもっと経験を積んで、立派に成長されるだろうと信じております。本当にありがとうございました。

■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
中国天津市南開大学卒業。早稲田大学を経て東京学芸大学教育学部修士課程修了。大学卒業後、中日の通訳翻訳や語学講師を務めた後1990年に来日。グローバル「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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