「成都国際友好都市青年音楽週間」へようこそ。
今年で17回目を迎えるこの音楽週間は、世界中のアーティストたちが一堂に会し、多彩な音楽と文化を披露する場です。音楽と舞踊を通じて異なる国々の文化を感じることができるこのイベントは、「音符に込められた公園都市」とも呼ばれる成都で開催され、観客にとっても忘れられない体験となったことでしょう。今回は、音楽週間の盛り上がりや参加アーティストたちの活躍の様子を詳しくお伝えします。
成都で広がる音楽のハーモニー：世界各国のアーティストたちの共演
2024年7月26日から30日にかけて、成都国際友好都市青年音楽週間が盛大に開催されました。「音符に込められた公園都市」をテーマにしたこの音楽週間では、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、オセアニアの5大州から19カ国・地域の28のアーティストたちが成都の観客に演奏を披露しました。
今回のイベントは、成都市人民政府が主催し、成都市人民政府外事弁公室、成都市文化広電観光局、成華区人民政府、そして成都メディアグループが共催しています。日本からはシンガーソングライターの礼美が参加し、成都での音楽週間に加わりました。
この音楽週間はすでに17年の歴史を持ち、歴史ある古都・成都で世界中の音楽家たちが集います。イベントは、成都東部新区、武侯区、成華区、青白江区、新都区、浦江县、大邑県など市内14の区（市）・県に複数の分会場を設け、市民が自宅近くで世界の多様な芸術の魅力を楽しみ、異なる国や民族の文化的な深みを感じられるようになっています。
各国の演奏チームが民族色豊かな歌や踊りを披露
イベントは7月26日の夜、成都の文化スポット「東郊記憶」で幕を開け、各国の演奏チームが民族色豊かな歌や踊りを披露しました。続く数日間、演奏チームは各分会場を巡り、成都の市民が自宅近くで各国のアーティストの公演を楽しめるようにしました。
今年は日本のシンガーソングライター、礼美が音楽週間に招待され、オリジナル曲を披露しました。彼女はこのイベントに参加できたことを非常に嬉しく思っており、演奏会場や熱狂的な観客の姿に強い印象を受けたと語っています。
蒲江の舞台で響くオリジナル曲の魅力：礼美の歌声が響く！『春山夜月』の特別なひととき
蒲江の分会場の舞台は青々とした茶畑に囲まれており、会場では茶芸師が茶を淹れてくれました。蒲江县は山清水秀で、「生態の福地、美しい小さな町」として知られています。礼美が歌ったオリジナル曲の中には『春山夜月』という曲があり、この曲の中国語の歌詞には唐詩「春山多勝事、賞玩夜忘帰」が含まれています。この詩は「春の山は面白いものがいっぱい、楽しんだ後は夜の帰りを忘れてしまう」という意味です。背景に広がる山野と相まって、周囲の環境と見事に調和しています。
礼美の歌声が響く！二言語の楽曲で観客を魅了―「Motto Motto 一起来‼︎」
大邑県は非常に文化的な雰囲気が漂う場所であり、中国に現存する最も保存状態が良く、規模の大きい地主の個人邸宅である劉氏庄園博物館があります。
当日の公演では、広場が観客で埋め尽くされ、近隣の住民も情報を聞きつけて駆けつけました。礼美が習いたての四川語で「皆さん、こんにちは！私は礼美です！」と呼びかけると、会場はたちまち拍手と歓声に包まれました。彼女がオリジナルで作った日中二言語の楽曲「Motto Motto 一起来‼︎」は、クライマックスで会場を盛り上げ、観客たちはペンライトを手にリズムに合わせて踊りました。
音楽と踊りでつながる世界：閉幕式で礼美がオリジナル曲「鯨鯊（クジラザメ）」を歌い、間奏では日本の「盆踊り」を披露
音楽週間は30日の夜に閉幕式の親睦会を開催し、各国のチームが自国のスタイルの歌や踊りを競い合いながら披露しました。礼美は閉幕式でオリジナル曲「鯨鯊（クジラザメ）」を歌い、間奏では日本の「盆踊り」を披露しました。会場では民族楽器の演奏や各国の踊りが繰り広げられ、音楽と踊りを通じて参加者たちは深い交流を楽しみました。
イベント期間中、主催者は金沙遺跡博物館、都江堰、成都博物館などの見学も予定しており、参加者たちは「音符に込められた公園都市」である成都の魅力を存分に感じることができました。
まとめ
成都国際友好都市青年音楽週間は、音楽と文化の融合を通じて、世界中から集まったアーティストと観客に忘れられない体験を提供しました。多彩な演奏や舞踊、地域の文化体験を通じて、成都の魅力が一層引き立ちました。参加者たちは異なる国々の音楽と文化に触れながら、心温まる交流を深めることができました。
特に、日本のシンガーソングライター礼美にとって、このイベントは感謝と成長の機会となりました。礼美は、成都の風情を体験しながら、多くの観客と触れ合い、自身の音楽の幅を広げる貴重な経験を得ました。このイベントは、音楽を通じて世界とつながる素晴らしい機会となり、来年の音楽週間への期待を高めるものとなりました。
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サイト： https://ayamiterashima.wixsite.com/limeism
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■ライタープロフィール
名前：姜春姫（きょう・しゅんき）女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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