人生100年時代を迎えた今日、いかに充実した日々を過ごすかは、多くの人々にとって重要なテーマとなっています。長寿を全うするためには、単に年を重ねるだけでなく、心身の健康を保ち、豊かな生活を送ることが求められます。
今回は前回に続き、どのようにして心豊かに元気に過ごすことができるのか、その秘訣について教えていただきました。張先生の知恵と経験を通じて、皆様が自身の生活に役立てていただけることを願っています。
■プロフィール
・名前:張和平(森川平和子)
・出身:中国
・江西中医薬大学中医専攻卒業
・江西中医薬大学附属中医院内科 ・中医師
現在
・日本中医整体治療院
・世界伝統中医薬フォーラム常務理事
・日本中国伝統医薬学会副会長・常務理事兼事務局長
張和平先生は1990年に中国から日本に来られ、もうすぐ70歳を迎えます。張先生はいつも明るく、趣味も広く、会う人々に元気を与えます。
張先生の人生のモットーは、 ・自尊(じそん)、自愛(じあい)、自重(じちょう)、自信(じしん)、自強(じきょう)、自立(じりつ)だそうです。
張先生は、伝統的な中国医学の名家に生まれました。張先生のお父様は、7人の兄弟姉妹に対して幼い時から「人と接するときは感謝の気持ち、満足、寛容で、親切であることを心得るように」と説いていたといいます。特に、白衣の天使のような良い医師になるためには、まず良い人間性を持たなければならないと教えていたそうです。
日本での受賞歴ー張先生の主な受賞実績
━━━張先生は日本においていろいろな分野で受賞されました。主な受賞を教えていただけますか?
張先生:来年70歳を迎える私ですが、年齢はただの数字に過ぎないと考えています。年齢ごとに異なる魅力があり、心の持ちようがすべてを決めます。私は今も自信に満ち溢れています。生活の中で常に平和で愉快、積極的に過ごし、人には誠実で親切に接します。また、食事においては栄養バランスを大切にし、十分な睡眠を取るよう心がけています。
漢方専攻以外にも、私には今でも自分の趣味があります。女性なら誰しもが夢を持つものです。子供の頃の趣味は歌うこと、朗読すること、演技することでした。
2016年ワールド・ミセス・チャイニーズ・全日本総決勝で、試しにやってみようという気持ちで挑戦し、一気に優勝を果たしました!華やかな灯りと星のように輝く舞台で、5000年にわたる華夏文明の風華を見事に表現しました!
100年の人生はあっという間!長さは限られているが、幅は無限大
━━━人生100年時代と言われています。先生の生き方はとても魅力的です。何か読者にアドバイスを頂けますでしょうか?
張先生:100年の人生はあっという間です。長さは限られていますが、幅は無限です。
私たちの限りある命が漢方の肥沃な大地を無限の光で照らし、中国文明が永遠に受け継がれますように!漢方医家の継承者として、百年にわたる人生の旅路の中で、自分の肩にかかる重荷と使命を痛感しております。
それは私たちの祖先からの伝統的な中国医学の知識と技術の継承であるだけでなく、伝統的な中国医学の知恵と哲学的思考の伝達でもあります。
まとめ
張和平先生は伝統的な中国医学の家系に生まれ、祖父や父親をはじめ、家族全員が名医として活躍している環境で育ちました。幼少期から薬の香りに包まれ、『黄帝内経』や『傷寒雑病論』などの医学書に親しんできました。
父の指導のもとで中医学を学び、大学卒業後は中医薬大学付属中医病院の医師としてキャリアをスタートしました。現在は、世界伝統中医薬フォーラム常務理事、日本中国伝統医薬学会副会長・常務理事兼事務局長務め、中国伝統医学の発展と人々の健康維持に尽力しています。張先生の人生のモットーは、自尊、自愛、自重、自信、自強、自立であり、その精神で明るく多才に活躍されています。
張先生、この度は貴重なお話を頂きありがとうございました。人生100年時代を楽しく、心豊かに過ごすには、心の持ちようをしっかりし、周囲への感謝の気持ちなどの平常心を保つこと、そして趣味を持ち楽しく果敢に挑戦することが大切だということがわかりました。読者の皆さんもここからヒントを得て、自分の人生を豊かにしていきましょう。張先生、本当にありがとうございました。これからもお元気で、いつまでもご活躍ください。
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■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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