2023年9月16日(土)、日中平和友好条約45周年「世界遺産 大シルクロード展」が東京富士美術館で開幕しました。この展覧会は、主催者である東京富士美術館、中国文物交流中心、朝日新聞社の共催で行われます。
15日開幕式開催ー呉江浩駐日大使同館名誉館長原田創価学会会長をはじめ来賓多数出席
15日には開幕式が同館で行われ、中国の呉江浩駐日大使や同館名誉館長である原田創価学会会長をはじめ、多数の来賓が出席しました。
開幕式では呉江浩駐日大使(左から4人目)、原田会長(同5人目)、譚平主任(同3人目)、青柳正規氏(同6人目)といった来賓がテープカットを行いました。
呉江浩駐日中国大使は「今回の展覧会を通して、先人たちの文化交流の歴史に触れ、心を広げる良い機会になることを期待する」と挨拶で述べました。一方、主催側の東京富士美術館名誉館長の原田会長は挨拶で、「悠久の人類の歴史に思いを馳せ、平和の文化を広める一助になることを願う」と話しました。
この展覧会は、中国国外で初めて開催される大規模なシルクロードの展示会です。中国国内の世界遺産に登録された遺跡を紹介し、さらに日本で初めて公開されるシルクロード文化の宝物を展示します。
展示されるのは、一級文物を含む約200点。「シルクロード」はこれまでの2000年にわたる人間の歴史が刻まれた、果てしない砂漠の海に広がる道路です。この道路は紀元前2世紀から紀元16世紀ごろまで、東洋と西洋を結ぶ貿易ルートとして使用されました。
今回の展覧会では、これまでにない規模でシルクロードの優れた品々が日本にもたらされます。ぜひ、この貴重な機会をお見逃しなく、展覧会に足を運んでみてください。
シルクロード展示会内容と開催期間の詳細
東洋と西洋を結ぶシルクロードは、古代からの重要な交流および通商ルートであり、多様な民族が興亡し、文化が融合した場所でした。
本展覧会では、中国の洛陽、西安、蘭州、敦煌、新疆地域など各地の主要な博物館および研究機関が所蔵する文化財から、シルクロードの貴重な宝物を紹介します。また、日本と深い縁がある唐時代を中心に、名品を展示し、さらに世界遺産に登録された遺跡の遺物も展示します。
後援:外務省、中国人民対外友好協会、中国大使館、八王子市、八王子市教育委員会
企画協力:黄山美術社
協賛:光村印刷
- 開催期間:2023年9月16日(土)から2023年12月10日(日)まで
- 開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了)
- 休館日:月曜日 ※9月18日(月・祝)および10月9日(月・祝)は開館、9月19日(火)および10月10日(火)は休館
会場:東京富士美術館(本館および企画展示室1〜4)
詳細情報は公式ウェブサイトをご覧ください: 公式サイト
住所:八王子市谷野町492-1
お問い合わせ:042-691-4511
観覧料金:当日一般1,500円
展示会の見どころ
この展覧会は、世界遺産として認定された後、中国国外で初めて開催される、シルクロードに関する大規模なイベントです。特に、日本と深い縁を持つ唐時代を中心にした貴重な名品が展示され、同時に世界遺産に登録された遺跡の遺物も公開されます。
中国国内の主要な27カ所の博物館と研究機関から、シルクロードに関連する文化財や資料など約200点が出品されます。本展覧会では、中国の洛陽、西安、蘭州、敦煌、新疆地域など各地で収集されたシルクロードの貴重な宝物を紹介します。
展示される品々には、金銀宝飾品、青銅器、ガラス工芸、陶磁器、壁画、絵画、染織品、経典、仏像などの一級文物が含まれており、見どころ満載です。
また、新館では、常設展示「東京富士美術館所蔵 西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで」の他に、特集展示「シルクロードと日本」や、ジュエリーコレクションから久々に展示される輝く皇后ジョゼフィーヌのティアラなどもご覧いただけます。
展覧会の構成
第 1 章: 民族往来の舞台 〜胡人の活動とオアシスの遺宝〜
第 2 章: 東西文明の融合 〜響き合う漢と胡の輝き〜
第 3 章: 仏教東漸の遥かな旅 〜眠りから覚めた経典と祈りの造形〜
日中平和友好条約の締結から45周年を迎えた今年。コロナ禍という苦難を乗り越え、日中両国の文化交流の扉が再び開かれました。
日本と中国の文化交流を一層促進し、両国の未来に向けて手を携え歩むことは、日中の平和への願いをより一層力強く育む新たな一歩でしょう。
【参考資料】
資料写真:日本中国友好協会常務理事 永田哲二氏提供
■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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