2022年11月15日(月)、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が主催する「日管協フォーラム2022」が開催されました。
3年振りの対面、そして初のハイブリッド開催となり、680社・3,392名の皆様からお申込みがありました。
【賃貸住宅管理の「最先端の情報・技術」が集結する日管協フォーラム】
そもそも、日管協フォーラムとはどのようなものなのでしょうか。ここでは詳しく解説します。
日管協フォーラムとは
(公財)日本賃貸住宅管理協会(日管協)は、賃貸住宅管理業者や関連業者による専門委員会・協議会がある組織です。
全部で11部会があります。詳細は以下の通りです。
• 法務委員会
• 研修委員会
• レディース委員会
• あんしん居住研究会
• 賃貸管理研究会
• 相続支援研究会
• 日管協総合研究所
• サブリース事業者協議会
• 家賃債務保証事業者協議会
• 社宅代行サービス事業者協議会
• IT・シェアリング推進事業者協議会
入居者・家主・管理業者にとって有意義な賃貸住宅市場を実現するために、日々研究活動や普及活動に取り組んでいます。
日管協フォーラムは、各委員会や協議会などがそれぞれの賃貸住宅に係る研究成果や時代にあったテーマで成果発表やセミナーを実施するイベント。参加すれば、賃貸住宅管理のいまを知ることができます!
日管協フォーラムは、集大成のイベント
日管協フォーラムは、同協会において最も大きなイベントです。各委員会や協議会は、この日のためにとりまとめた賃貸管理に関する1年間の研究成果を発表します。
2013年に始まった日管協フォーラムは、今年で10回目の開催。
賃貸住宅管理業界に身を置く上で必ず知っておくべき知識のほか、日々の業務を行う上で役に立つセミナーを多数実施します。業務の資質向上につなげられるコンテンツが盛りだくさんです。
【株式会社イチイ 代表取締役 荻野政男氏が語る「アフターコロナの賃貸経営」】
フォーラムでは、株式会社イチイ 代表取締役 荻野政男氏がセミナーに登壇。「アフターコロナを見据えた外国人向け賃貸住宅ノウハウのすべて」と「コロナ・DX・防災…経営の危機管理とBCP対策、いま、成すべき一手」の2つを講演しました。
アフターコロナを見据えた外国人向け賃貸住宅ノウハウのすべて
基調講演では、日管協・塩見紀昭会長も推薦する 「外国人向け賃貸住宅ノウハウのすべて」 の著者である荻野氏が外国人ビジネスへの取り組み方についてについて講演。
パネルディスカッションでは、外国人賃貸ビジネスの実務者がとして賃貸仲介・管理・サブリース・家賃保証のノウハウを惜しみなく話しました。
コロナ・DX・防災…経営の危機管理とBCP対策、いま、成すべき一手!!
「コロナ禍」「不動産DX」「防災」の3テーマについて、企業の持続的発展の観点からBCP対策実例等を交えながら講演。
また、荻野氏から「仮住まい検討部会」の報告もあり、QRコード付 マニュアル・チェックシート解説一覧表の進捗報告がありました。
【まとめ:日管協フォーラムを振り返って】
「賃貸住宅管理業法」に基づいて適正に行うよう求められている賃貸住宅管理業界は、管理手法の高度化・IT技術への応用・貸し方の多様化など大きな変革を遂げています。
日管協フォーラムは旬なテーマが多いので、「賃貸住宅管理のいま」を知ることができる絶好の機会。賃貸住宅管理業に携わる方にとっては、必ず知っておきたい内容ばかりです。業務のレベルアップ、知見を広げるのに役立つことは間違いありません。
今後の日管協フォーラムから目が離せません。私も引き続き、参加したいと思います。
■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
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