在日外国人の数が過去最高に
在日外国人の数は2019年6月時点で、282万9,416人を記録しました。この数は過去最高であり、前年から9万8,323人も増加しています。
外国人が日本で生活するには「在留資格」が欠かせません。在日外国人の在留資格を見ると、内訳は以下のようになっています。
【在留資格】
• 永住者:78万3,513人(構成比27.7%)
• 技能実習:36万7,709人(構成比13.0%)
• 留学:33万6,847人(構成比11.9%)
• 特別永住者:31万7,849人(構成比11.2%)
• 技術・人文知識・国際業務:25万6,414人(構成比9.1%)
永住者とは、基本的に10年以上続けて在留している、納税義務を果たしているなどの条件を満たした外国人です。
さまざまな地域出身の外国人が日本で生活していますが、特に多い国籍があります。次に、数が多い上位5つの国をお伝えしますね。
【国別】在日外国人の数と割合ランキング
在日外国人の数が多い上位5つの国は、以下の通りです。
国籍 | 人数 | 割合 |
1.中国 | 78万6,241人 | 27.8% |
2.韓国 | 45万1,543人 | 16.0% |
3.ベトナム | 37万1,755人 | 13.1% |
4.フィリピン | 27万7,409人 | 9.8% |
5.ブラジル | 20万6,886人 | 7.3% |
中国や韓国など東アジアが多いですが、ベトナムやフィリピン、ブラジルなども上位に入る結果に。特にベトナムは近年増加が著しく、2018年から4万920人も増えています。
実は在日外国人は、インバウンド集客において非常に大切な存在です。その理由について、次で詳しくお伝えしますね。
在日外国人はインバウンド業界にとって、訪日外国人の集客に欠かせない存在
在日外国人はインバウンド業界にとって、「訪日外国人を集客してくれる存在」といえます。
インバウンド客と在日外国人の関係性は、主に以下の3つとなります。
• 家族
• 友人
• 日本をよく知る人物、情報源(インフルエンサー)
実際にインバウンド客は、日本で仕事や勉強をしている家族や親族、友人を訪問するために訪日旅行を計画することも少なくありません。
また、近年は日本に住んでいることを強みとして、日本の観光スポットや飲食店、買い物情報などを発信する「在日外国人のインフルエンサー」も増加しています。日本に住んでいることが信ぴょう性を高めて、数万から数十万を超えるフォロワーを抱えている人も。
上記のような存在は、インバウンド集客に大きな影響を与えています。次で詳しく解説しますね。
在日外国人の数や推移、国籍を把握することがインバウンド集客につながる
在日外国人の存在がインバウンド集客につながる理由は、主に以下の3つです。
• 外国人の人材を雇うことで、インバウンド客のニーズに沿ったアプローチが実現する
• 訪日外国人に対して、英語や自国の言語で接客できる
• インフルエンサーが投稿する写真や動画によって、地方を訪れる可能性が高まる
外国人と日本人のニーズは異なるうえに、日本人目線でインバウンド客の満足度を高めることはなかなか難しいものです。
言語面はもちろん、ニーズや対応においても在日外国人の方が相手のことを理解しやすく、旅行中に満足してもらえることが多いです。
また、在日外国人のインフルエンサーが、地方の観光スポットなどの写真や動画をアップすることで、インバウンド客の目にも止まりやすくなります。外国人が日本の地方の魅力を知るきっかけとなり、実際に訪問することも少なくありません。
宿泊や買い物などによって地域の消費額が伸び、結果として地域活性化をもたらしてくれます。
(参考ネット:インバウンドNOW)
日本に住んでいる外国人、特に中国人はどのように生活しているのでしょうか
それでは日本に住んでいる外国人、特に中国人はどのように生活しているのか。少しでも役に立つよう、在日の中国人団体をご紹介しようと思います。
まずは日本にいる中国人の女性団体「在日華人女性交流会」についてご紹介します。詳細は以下の内容です。
『在日華人女性交流会』について
『在日華人女性交流会』(the Association of Chinese Women in Japan, 略してACWJ)は、2004年3月に成立した民間団体です。
発足以来、在日華人女性の交流の場として活躍して参りました。
その趣旨は、女性同士の 交流、助け合い、生活向上のための情報交換、会員同士の親睦、知性の向上、また日本と中国の文化交流と友好を促進することにあります。
毎年、懇親会・勉強会・講演会・遠足・食事会・合唱練習・文芸活動等様々な活動を定期、又は、不定期に行い、新宿戸塚地域のボランティア活動に参加し、地域の日本の方に中国の伝統文化や食文化を紹介し、交流を連続15年間継続して参りました。
大使館主催のチャリティー活動に参加し続け、日中両国 被災地の募金活動、ボランティア活動にも積極的に参加して参りました。
会誌もこれまで50刊以上発行。当会は2020年現在約270名の正会員、及び多くの登録会員を有しております。
登録会員の中に私たちの趣旨を賛同している男性の方や、日本の方もいらっしゃいます。
これからも交流を拡大し日中団体との友好関係を築き、女性団体、華僑華人団体との交流も続け、自身を高め、広く社会貢献をしていきたいと考えております。
詳細は以下のHPをご覧ください→http://acwj.org
連絡先は以下のmailになります→acwjhappywoman@gmail.com
これから少しずつですが、いろいろな外国人団体をご紹介したいと思います。
■ライタープロフィール
名前:姜春姫(きょう・しゅんき)女性
「医・職・住」ラボでは、グローバルな視点で、日本と中国との高齢者が直面する医・職・住の問題を提起し、特に日本に住んでいる外国人の問題を提起する。
⇒<a href=”https://paid-intern.com/kyou-profile” target=”_blank” rel=”noopener”>より詳しくはこちら</a>