今月末に延長された緊急事態宣言。既に解除された県もありますが、今までの通りの生活に付記するにはまだまだ時間がかる状況です。外出自粛が継続される中、さまざま企業が時代の変化に応じたサービスやビジネスを始めました。外国人技能留学生に対しても各社さまざまな取り組みを始め、属性に応じたサービスを展開しています。
そこで今回は、在留外国人に知ってほしいサービスをご紹介します。
農家と外国人求職者を結ぶマッチングサービスが始動!
一つ目は、農家に外国人求職者を紹介するサービスです。
国内約20万人の外国人求職者ユーザーを抱える『TOKYOJOB』を運営する株式会社エルティービーは、新型コロナウィルス感染症の影響による人手不足で収穫期を迎える農家に対し、外国人求職者を紹介します。外国人求職者の属性は、ネパール・インド・スリランカといった地域出身の留学生や家族滞在、フィリピン、ブラジルやアフリカ地域出身の永住者定住者等が中心。
紹介時期は6月以降を予定。特に人手不足がひっ迫した大規模農家等に対し、特別枠でサービスを優先的に提供開始とのことです。
出典:PRTIMES
寺がサポート!? 外国人技能実習生・留学生の再就職を支援
東京都港区にある寺院「日新窟」では4月29日、同寺院を拠点として活動しているベトナム人支援NPO法人「日越ともいき支援会」により、寄付で集めた米やインスタント麺、水やマスクなど約600人分の物資を、必要とする外国人技能実習生らに送る準備を行いました。同法人がSNS等でベトナム人に支援が必要か聞いたところ、約2,500名が食糧支援を求めたとのこと。内訳は5割が技能実習生、4割が留学生です。既に10日までに約1100人分を送っています。
また、同法人は4月に国が示した「特例措置」を活用して技能実習生の再就職先を探す支援をしています。通常、外国人技能実習制度は、一度働き始めると他の仕事に就くことは認めていません。しかし、同措置によって他の業種への再就職が可能に。同NPO法人代表の吉水氏は、SNSなどで寺にいる技能実習生たちの情報を発信。受け入れ企業を探しています。
このように、在留外国人にも支援の輪が広がっています。当サイトでは今後もこういった情報を更新していきます。