
毎年4月、タイ全土で盛大に開催される「水かけ祭り(ソンクラン)」。
なかでもパタヤの水かけ祭りは、規模・熱気・楽しさのすべてが圧倒的で、国内外から多くの観光客が集まります。
2025年は4月13日〜19日頃にかけてソンクランが実施される予定で、今年は特に観光再開ムードもあるため例年以上の盛り上がりが期待されています。
本記事では、タイ・パタヤの水かけ祭り(2025年)をテーマに、現地の基本情報をはじめ、筆者が実際に体験したパタヤでのソンクランの様子、服装・持ち物・注意点などを紹介します。
タイの水かけ祭り(ソンクラン)とは?
ソンクランとは、タイの旧正月にあたる祝祭のこと。
もともとは家族や年長者に敬意を表し、水をかけて清める仏教行事でした。
しかし近年では伝統が発展し、街全体で水を掛け合う一大フェスティバルとなっています。
観光客も現地の人も関係なく、通りを歩けば誰もが全身びしょ濡れになるのが特徴です。
特にパタヤやバンコクでは、音楽イベントやパレードもあり、お祭り騒ぎな雰囲気に包まれます。
2025年の水かけ祭りはいつ開催される?
今年も例年通り、ソンクランは4月13日〜15日です。
ただ、パタヤは4月19日頃まで街中で水かけ祭りが続きます。
特にメインストリートであるパタヤビーチロード周辺は、車両通行止めで歩行者天国となり、水かけイベントの中心地に。
2025年は週末を挟む関係で、観光客の来訪は4月12日〜20日がピークだと予想されています。
【体験談】実際にパタヤで水かけ祭り(ソンクラン)に参加してみた
筆者が初めてパタヤのソンクランに参加したのは、2023年。
「水をかけられる」とは聞いていたものの、想像を超える光景に驚かされました。
初回は楽しめたものの、続いて2024年もソンクランを体験した際は、水かけの度合い・衛生面・転ぶなどの危険を感じるように。
ソンクランの楽しさとともに、気を付けるべきことを体験談ベースで紹介します。
ソンクラン体験談①ホテルから一歩出た瞬間に全身びしょ濡れ
朝10時に宿を出た時点で、すでに街は「戦場」でした。
水鉄砲やバケツ、ホースで水をかけ合う人々に囲まれ、たった数分で服も荷物もずぶ濡れ。
しかし、みんな笑顔で、子どもも大人も外国人も一体となって楽しんでいる様子がとても印象的でした。
ソンクラン体験談②ビーチロードはまるで水のフェス会場
午後からは、ビーチロードが完全に歩行者専用となり、道路沿いのバーやホテルの前にはDJブースが設置されていました。
音楽が鳴り響き、歩いている時はもちろん乗り合いの移動(ソンテウ)中でも水がかけられ、通りすがりのトラックの荷台からは氷水が飛んできて。
悲鳴と笑い声が交錯していたのが今でも忘れられません。
ソンクラン体験談③防水対策は必須、スマホも完全防備
私は防水バッグ・念のためにジップロックで保護していたため、スマホやお財布は無事でした。
しかし、油断していた方はスマホを壊す・お財布が水浸しに。
防水対策の重要性を、身をもって実感するとともに、ソンクラン時の過ごし方を考えるきっかけとなりました。
水かけ祭り(ソンクラン)を楽しむための持ち物&服装のポイント
タイのバンコク、そしてパタヤでソンクランを楽しみたい方へ、事前に準備しておくべき持ち物・服装をまとめました。
・防水スマホケース(首掛けタイプがおすすめ)
・撥水加工のリュックや防水ポーチ
・着替え(濡れた服では飲食店に入れないことも)
・サンダル(濡れても乾きやすい素材)
・タオルやミニバスタオル
・ゴーグル(目が弱い方は水対策に)
服装の注意点は、以下3つあります。
②水を吸いすぎない素材のトップスや短パンが最適
③貴重品は極力持ち歩かず、ホテルのセーフティボックスに保管
そのほかにも、ソンクランで注意すべき点がいくつかあるので見ていきましょう。
タイの水かけ祭り(ソンクラン)で注意すべきこと
ソンクランでお祭りとはいえ、いくつか注意すべき点があります。
注意点2.交通の混雑:ソンクラン期間はタクシー・Grabも混み合うため徒歩圏内の宿泊先がおすすめ
注意点3.泥水・氷水:汚れた氷水・白いペースト粉を顔や身体にかけることもある。不快に感じる方は回避エリアを選びましょう
注意点4.宗教施設周辺では水をかけない。寺院や僧侶に対し水をかけるのはマナー違反
タイのソンクラン、準備をしっかりして楽しもう!
タイのソンクランは、世界でも類を見ない圧倒的なスケールの水かけイベントです。
観光客も地元の人も分け隔てなく楽しめる、まさに国境を越えたお祭りといえるでしょう。
筆者自身も、初めての参加で驚きと感動の連続でした。
事前の準備と対策さえ整えておけば、誰でも安心して参加できます。
ただし、注意点はおさえておくことをおすすめします。
準備をして臨めば、タイはじめパタヤでのソンクランは一生の思い出になることでしょう。
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